hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

鴨宮駅(東海道本線)

2015-08-23 05:00:17 | 日記

鉄道シリーズ その115。今回はJR東海道本線鴨宮駅。東海道本線の駅も東京、新橋、品川と数え始め、平塚、大磯、二宮、国府津と上げていくとあまり聞きなれない鴨宮駅に到着、隣の国府津駅から小田原市に入る。

駅自体も1920年に官営熱海線(国府津~熱海)が開業した際に酒匂川信号場として開設、1923年に駅に昇格して貨客の取扱を開始したものである。

あまり、一般には知られていないとは言ったが、鉄道マニアには忘れてはならない駅である。というのは1964年10月に東海道新幹線が開業する2年前に実験線がここから10km東側に作られ、実験が繰り返し行われた新幹線のスタートの駅だからである。

実験線の記念碑は鴨宮駅から酒匂川に向かって600mほど行った新幹線と在来線が近づくあたりの高架に埋められている。


また、駅南口には地元有志の拠出により、『新幹線開設の町・鴨宮』という碑も平成9年に作られた。



駅名の由来となったのは駅から徒歩7分のところにある賀茂神社、新幹線の高架を越えるとすぐのあたりに静かに建っている。なぜ『賀茂』と『鴨』なのかはよくわからないが、京都でも『上賀茂』神社と『下鴨』神社なのであまり違和感は感じない。

なぜか近くの民家にはロープウェイのゴンドラが倉庫になっているのを見た。

鴨宮駅は静かな住宅街にある平凡な駅だが、一鉄道マニアとしてはかつて全国に脚光を浴びた時代があったことを覚えていて欲しい。そういえば駅からは富士山がよく見える。