久しぶりに五反田の『酒場それがし』にお邪魔した。前回の訪問が2015年3月だから3年ぶりである。電話で予約する際に聞いたのだが、システムは当時から全く変わっておらず、料理を注文すると1500円で酒が10種類付いてくる。今回は3500円の料理をお願いした。
いつもは最初にビールを飲むが、今日は涼しいため最初からお酒をお願いする。スタートの酒は前回同様に風の森(奈良県)、地元産米の秋津穂を使っており、涼しげな酒。お通しは『ヤングコーンの蒸し物』『じゅんさいのポン酢和え』、ヤングコーンはヒゲまで甘く、塩を付けるとより甘味を感じる。
2品目は特製ポテトサラダ、温泉卵を崩してよく混ぜて食べる。酸味が程よく効いていてお店の名前がついた『それがし』(福島県)のキレの良い純米酒とベストマッチ。
3品目はカツオの叩き。これには辛口の『播州一献』(兵庫県)、まだ爽やかなカツオにさらに辛口の酒、ペースが早くなっていく。
4品目はメンチカツ、レモンを絞り何もつけずに頂く。肉そのものの味、やはり揚げたてメンチは最高。酒は喜楽長(滋賀県)、夏酒のデザインは田植えのような若苗。爽やかなでツルツルと入ってしまう。
ここからは3品ずつ小さなつまみが運ばれてくる。最初は燻製明太、漬けチーズ、へしことクセがある奴が揃い踏み。まあ、酒が進むのは当たり前。酒は『いずみ橋、やご』(神奈川県海老名市)、これも飲みやすい夏酒。
次の3品はキュウリのゴマ和え、マグロのカラスミ、いぶりがっこ。この中でひときわ美味かったのがキュウリのゴマ和え、味噌とゴマとゴマ油を合わせた香ばしい一品。酒は『鳳凰美田』(栃木県)、ど定番である。
次は名物煮込み、味の濃い大根と白ネギが絶品、紀土(和歌山県)の力強さと相性がいい。
そして最後においなりさんと味噌汁。お酒も庭のうぐいす(福岡県)で締めと思ったら、さいごにデザートワインならぬ甘いにごりの英雄、さらに爾今(三重県)で終了。
料理ど酒の相性、コスパどれをとっても最高の五反田酒となりました。いやー美味かった。
酒場それがし
品川区西五反田1ー27ー7
0364179690