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夏の花には大ぶりな花が多い。梅雨明けからよく見かけるようになるのがムクゲ、ピンクや白、白の花の真ん中だけが赤などいろいろな種類があって楽しい。ただ、この花はしぼむとポテッと落ちるので植えている方は掃除が大変ではあるが。
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同じように最近街歩きをしているとよく目にするのがタチアオイ。ちょうど梅雨入りの頃から咲き始め、梅雨明けには終わりを告げるのだが、今年は梅雨明けが早くまだまだ楽しむ事ができる。
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私事だが、私の双子の孫のお姉ちゃんの名前が『葵』であるため、余計に愛おしく感じてしまうのかもしれない。
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タチアオイの花はスルスルと伸びる茎の周りに大きな花を交互に付けて下から咲いて行く。このため、上の方の蕾が咲いてしまうと終わってしまうのである。
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英名はHollyhock、水戸のサッカーチームと同じだが、これは徳川御三家の一つ、水戸藩の紋から名前をつけたようだ。ただ、徳川の三葉葵はフタバアオイという種類でタチアオイとは厳密には異なる。
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また、オレンジの花を付けるのがノウゼンカズラ、これは木に巻きつく藤のようなつる性の植物であり、他の木に吸着する付着根を出して這い上っていく。そのため、あたかも自立している木のように見えるが、乗っかっているのである。非常に樹勢が強く、また暑い夏も厭わず花を付ける。
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この木をみるとバイタリティを感じるのは私だけではないだろう。ほかにも夾竹桃のピンクの花、百日紅の赤や白い花、紅葉葵の赤い花などはやはり夏の強い日差しによく似合う。
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