夏のこの時期には少し怠ると雑草がたくさん生え、どんどん育ってくる。我が家の庭にもイネ科の色々な植物が芽を出してたまに抜くくらいではすぐ背が高くなってしまう。ちょうど訪れた三鷹農業公園で雑草でもよくはびこるイネ科の植物を観察して見た。
まずは駐車場で見つけたのがノゲイヌムギ。イヌムギとの区別は中々難しいが、結構背が高くなり、尖った穂がその目安。南アメリカ原産の植物で高いものは1m近くになる。そろそろ茶色に実り始めている。
公園に入ると目につくのが、ススメノヒエやオヒシバなどの仲間。あまり特徴がないが、先が3〜5つに分かれていて広がっている。穂が少し身が少ないのはメヒシバである。
太陽に向かって穂の先を広げてどんどん増えていく。特にグラウンドの真ん中の赤土の部分、まだ何も生えていないのに四方に茎を広げている。
ただ、やはり最も多いのがエノコログサの仲間。全体が金色をしているのがキンエノコロ、他にもエノコログサ、アキノエノコログサなどがある。
ほかの植物が植わっていたプランター全体をエノコログサが占領していて、あたかもエノコログサを植えているかのようになっているのがいくつもあって面白い。子供の頃遊んだネコジャラシは別称である。
とにかくイネ科の植物は種が多く、グラウンドをかなり占領、他にはオオバコ、シロツメクサなどもはえるが荒れた土の上に根をはるのはやはりイネ科の植物が一番のようである。今日は暑くて断念したが、カラスノテッポウ、チガヤ、イヌビエなどまだまだ頑張っているはずである。
(今回のブログの植物たちは地味でピントが合わせにくく、わかりにくかったと思います。また、雑草という植物はないという昭和天皇のお言葉もありましたが、灼熱の太陽の下で雑草を抜いているとついつい使ってしまいます。ただ、ちゃんと名前は調べていますので悪しからず。)