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日本橋は老舗が多いが、書店の丸善もその中の一つである。丸善は早矢仕有的が明治元年に横浜の新浜町に丸屋善八書店を創業したのが起源。しかし、早矢仕は医師でもあり、書店も東京や大阪に開業させるなど超人的に働き、事業を拡大した。
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その早矢仕が牛肉のコマ切れと野菜のごった煮を米飯にかけて食べると栄養面、配膳の簡易性など優れていると病院食に取り入れた。当時横浜には外国人が多く居住していたこともあり、早矢仕先生の勧めもあったことからこのメニューが横浜市民に急速に広まったというのが『ハヤシライス』の起源の一つの説である。(他にもハッシュドビーフが転じてハヤシライスになったなど色々な説がある。)
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前置きは長くなったが、今回は丸善日本橋本店MARUZEN Cafeで明治の先人の名残のメニューを楽しもうとハヤシライスを食することにした。
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Cafeは丸善日本橋の3階の本の売り場の中にあり、お洒落な雰囲気。メニューは日替わりのあいがけになったものやオムライスにハヤシのルーがかかったもの、さらにハンバーグを合わせたものなどハヤシライスのメニューは豊富である。
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折角なので『 ビーフプレミアム早矢仕ライス』(1250円)を注文する。
すぐに小さなサラダが運ばれてくるが、胡麻ドレがかかっている。
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5分くらいしてハヤシライスの登場、ライスとルーが別のタイプで焦げ茶のルーからはいい香り。早速、ライスにかけて一口食べるが、最初少し甘みを感じるが、素材の味でコクが深く、さすがプレミアムの味。ルーは熱いが、次々とスプーンが進み、5分ほどで完食。
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隣の品のいい老夫婦はハンバーグ付きオムライスハヤシソース掛けの大盛を注文していたが、見事に完食していた。
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食後のコーヒー(別料金)をゆったり飲んで優雅なランチは終了でした。ご馳走さま。
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MARUZEN Cafe
中央区日本橋2ー3ー10
0362020013