hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

年末の浅草への買い物

2015-12-11 05:00:10 | 日記

年末には毎年浅草に買い物に行くことにしている。最初に銀座線浅草駅で降りて隅田川を渡り、アサヒビールの前を通り、『こんぶの岩崎』に行く向かう。
浅草駅を降りたのが16時過ぎのため、ちょうど夕日にスカイツリーが照らされてピンクに染まる姿をしばし眺める。

橋を渡り、海老屋という佃煮店の横を抜けて次の清澄通りを渡ると『こんぶの岩崎』はすぐ前。右を見るとスカイツリーの大きさに圧倒される。

小生自体、すぐ横にある歩道橋からのスカイツリーが最も迫力があると自負している。さすがに『こんぶ』と屋号につけるだけあり、こんぶの品揃えは豊富で日高昆布や利尻昆布など高価なものも多いが、昆布の佃煮や塩昆布など多岐に渡る。


その中で小生のおめあては『おぼろの実』、簡単にいうと即席の昆布のお吸い物の元。3種類(梅、海鮮、和風)が2つずつ入り927円。つまり、一つ100円以上するが、お椀に入れ、熱湯を注ぎ、ほぐすともう昆布だしのきいたお汁の出来上がり。一度食べるとはまるうまさである。


次にまた浅草駅まで戻り、雷門から観音様をお参りに行く。仲見世にはもう来年の干支の飾りが付けられている。


お参りをすませると一本外の道へ。少し行くとお祭り用品を売る店の先に『ふじ屋』という手拭い専門店がある。ここで翌年の手拭いを買うのが恒例でもう15年くらいにはなる。

これを買って翌年の正月飾りにする。まだ、開けていないので、いま掛けてある雪だるまの手拭いをお見せしよう。

毎年年末風景を眺め、最後に薬研掘の七味を買って買い物は終了、いつも浅草は賑わっている。最後に『小舟町』の名が入った提灯、立派なもんである。

幸三郎花乃碗~神田グルメ

2015-12-10 05:00:15 | グルメ

『幸三郎花乃捥』という店にお邪魔した。実はこの店、先日S先輩に連れて行って貰い、味の良さに再訪したものである。店の名前を聞くと割烹かなと思うかもしれないが、立派なイタリアンレストランである。

場所は地下鉄小川町・淡路町駅からすぐのビル地下1階、店に入ると可愛らしい飾りが数多く並び干支の置物すら並んでいる。

メニューも豊富だが、本日は『前菜3皿』『ムール貝のオーブン焼』『ロールキャベツ』をお願いする。

前菜3皿は『海鮮のマリネ』『生ハム』『しめじとトマトのソテー』。まずはビールで乾杯、そして『海鮮マリネ』はたこと鮭、さらに紫たまねぎ、レタス、ベビーリーフなどを醤油ベースのドレッシングで和えたもの。スタートにはぴったりのさわやかな酸っぱさが心地よい。

『生ハム』は比較的厚めの物が2枚、食べでがある。『しめじとトマトのソテー』は定番の味でガーリックが効いていて美味い。残ったソースをパンに浸すといい味である。


キャンティークラシコを頼み、『ムール貝のオーブン焼』に備える。このメニューはオーブンで焼いた多数のムール貝を剥いてカリカリに揚げたガーリックと赤唐辛子が入ったオリーブオイルソースに付けて食べる。原理はアサリのワイン蒸しに似ているが、熱々のソースに付けて貝そのものの旨味をよくひきだしている。

更に『ロールキャベツ』、オーソドックスなトマト味、優しいテイストで何もワインが進む。パンにソースを付けて食べるが、キャベツの甘みがよく出てトマトの酸味とうまく合わせてある。

締めには『ペペロンチーノスパゲティ』を注文。たっぷりのガーリックと細かく切った青紫蘇、これに細いパスタを絡めたシンプルなものだが、一気に食べてしまう。いや~満腹、ご馳走さま。

他のお客さんも比較的年層が高く、我々にはもってこいの味付け。次はビーフシチューやアナゴの黒胡椒焼なども試してみたい。


幸三郎花乃碗
千代田区神田美土代町11ー8
0332955360

始皇帝と大兵馬俑展に行く

2015-12-09 05:00:45 | 日記

東京国立博物館平成館で開催されている『始皇帝東京大兵馬俑』と題した博覧会に行く。ちなみにこれも朝日新聞の販売店で券が当たったものだが、普通に買えば3000円近くするだろう。

晴天ではあったが、鳥獣戯画や阿修羅などと異なり列ができるほどでもない。中はまず、秦が中国を統一する前夜(因みに秦が紀元前2世紀)の西周や春秋時代(東周)の頃の遺跡から出土したものから展示され、青銅製の鐘(祭事に用いたもの)や鼎、壺などその脈々とした歴史の積み重ねやレベルの高さに驚く。当時の日本はまだまだ文明以前であったであろう。

そして、始皇帝が国の統一をして、度量衡を行ない、さらに水道管や瓦屋根などを見てもその文明の高さに驚くしかない。

第二会場には秦より前の小さな兵馬俑がまず展示され、その規模や精密さの差を実感。さらにまずは始皇帝の墓に埋められていた2台の4頭立ての青銅製の銅車馬、2分の1サイズながら正確に再現されている。

そしていよいよ兵馬俑、馬や騎兵、歩兵、将軍など職階により、また、その持ち場により異なる着衣、靴、髪型その細密さには驚く。

さらに、跪射俑のように弓をいらんとし、跪いているその姿勢の写実性は素晴らしい。また、雑技俑といって軽業などをする俑もある。


最後にレプリカが並べてあり、さらにビデオで彩色したものの再現もあったが、さぞや製作時の迫力、発見時の驚きはいかばかりか。最後にレプリカの写真を撮る事ができるのも中々良いアイデアであった。

最後についついお土産が欲しくて買ってしまったミニチュアである。


よね家~人形町ランチグルメ

2015-12-08 05:00:23 | グルメ

人形町の定番ランチの一つに焼鳥丼がある。というのは焼鳥屋や鳥料理店がランチをだすところが多いからで価格も味もかなり厳しい競争となっている。その中で今回紹介するのは『とりわさ丼』である。

店の名前は『よね家』で場所は水天宮前駅から徒歩3分ほど、日本橋公会堂の横の静かなところに店はある。ランチは11時45分スタートだが、その前から10人ほどの列ができている。

小生はちょうど11時45分に到着、靴をぬいで上がるため少し待たされたが、すぐにカウンターに着席。ランチメニューはとりわさ丼のみで小、並、大、特大の4種類があるのみ。よくわからないが取り敢えず『並』にしてみる。

隣に座った人が一番乗りのため、すぐに丼が到着したが、そこそこの丼にうず高くとりわさが乗せらている。

待つ事10分、ようやく小生のところにもとりわさ丼到着。ご飯が少し山に盛られ、その上に焼き目の付いたササミを開いたものが10枚以上乗っていてご飯が見えない。一枚食べるが、山葵醬油の味に漬け込んだ冷たいササミと温かく海苔がかかったご飯はよく合う。食べ進めてもなかなかササミは減らない。あとゴマドレのかかった水菜の小サラダと冷奴2切れ、赤だしが付いている。

あっさりしているかと思うが、中々のボリューム、さらにササミのパサつきもなく、これは美味い。脂がない分、肉でもわさびがよく効き、ランチにはもってこい。

2階にも席があるらしく、かなりお客さんが入ってもなかなか待つ人はいない。
単純な料理だが、タレがよくササミに合っていて混む理由がよくわかる。ちなみに並は920円、脂質が少なくタンパク質が多い健康食であるからか、美味いからなのか、お客さんには若い女性が多い。

よね家
中央区日本橋蛎殻町1ー30ー10
03ー5623ー4122

始発で東京駅を出発

2015-12-07 05:00:40 | 日記

鉄道シリーズ その119。いよいよ、来年3月には北海道新幹線(新青森~新函館北斗)が開通するが、東京駅から新函館北斗までは最速4時間2分、在来線に乗り継げば札幌までも陸路で7時間50分程度で行けるようになるらしい。

それならば始発で東京駅を出て鉄道のみで各県庁所在地の駅(除く、那覇)に行った場合、それぞれ何時に到着し、どこが一番遠いのだろうか。
調べてみるとやはり第1位は札幌で東京を始発で出ても到着するのが15時59分。つまり、乗っている時間は9時間27分と結構時間がかかる。

第2位は宮崎で15時12分に到着。スタートが5時36分だから乗車時間は9時間36分と乗車時間は札幌を上回る。さらに面白いことに新幹線を乗り継いで新八代~宮崎間は高速バスを使うと1時間以上短縮できて14時05分に到着することができる。

他の到着時間は鹿児島13時7分、長崎12時49分、松江12時36分、高知12時29分、徳島12時12分と何れも昼飯に間に合うころには目的地に到着できる。やはり、新幹線網の充実は目を見張るものがある。

それでは日本の東西南北端まで行くとどうなるであろう。すでに述べたが、西端の長崎には12時49分到着するが、やはりこれが最も早い。

次は南端(指宿枕崎線西大山駅)で17時32分には到着する。北端(宗谷本線稚内駅)は22時56分とギリギリだが、何とかその日のうちに到着できる。

しかし、東端(根室本線東根室駅)はそうはいかない。行程は東京発9時36分~新青森発12時35分~函館発14時58分~釧路着23時57分とこの日は釧路泊。翌日8時11分釧路発の始発で東根室駅着が10時45分とトータル25時間9分もかかることになる。これは北海道新幹線が開業していないため、新青森から在来線を乗り継ぐのに時間がかかるためである。

まあ、これだけLCC航空網が発達して鉄道だけの移動も少なくなってはいるが、こんなことを調べてみると新幹線が開通して鉄道も便利になり、日本も狭くなってきたことを改めて実感できる。

富士そばでチョイ飲み

2015-12-06 05:00:09 | グルメ

最近は各業態が居酒屋の分野に進出してきている。例えば日高屋などは餃子や焼きそばで宴会するのは普通になっているし、バーミヤンなどは居酒屋利用にはちょうどよく、一旦店舗数を大幅に減らしたが、最近は新規出店まで始めた。ファーストフード系でもケンフラが夏季限定ながらサントリーと組んでビールを提供したり、吉野家の吉飲みはかなりの店まで増加した。

その中で立ち食いそばの富士そばがふじ酒場としてメニューを充実させたと聞いて行ってみることにした。まず、色々調べると種類豊富とまではいかないが、立ち食いそばのネタを使い幾つかのあてがあるらしい。

今回は吉祥寺の店に行ったが、券売機には生ビール・角ハイボールは240円、いやこれは安い。つまみは天ぬき(110円)、かつ煮(300円)、枝豆・ネギ鶏・板わさ(各200円)などある。小生は取り敢えず、天ぬきとネギ鶏、ビールの券を買い、お兄さんに渡す。

すぐに3つ揃い、席に着くが、生ビールは中ジョッキでグラスもよく冷えている。

ネギ鶏はキムチタレに沢山の白髪ネギと少しの鶏が合わせてある。

天ぬきはかき揚げに暖かい天つゆをかけたいわば『天丼のアタマ』。3つに共通することは安く、そこそこ美味い事。ネギ鶏は辛いのでゆっくり食べるが、天ぬきはすぐにグズグズになるため、やや急いで食べ、生ビール1杯を飲み干す。

これだけで帰るのも寂しいのでかつ煮と生ビールの券を買い、またカウンターに出す。この行為が面倒だが、富士そばだからやむをえない。かつ煮はやはり『かつ丼のアタマ』、不味いはずがない。ビールのつまみには最高。

ホームページと違い、この店は2杯目も安くならないし、楽しみにしていた『ご飯ぬきカツカレー』はないが、十分満足なチョイ飲み。値段も酒が240円×2、つまみが610円とトータル1090円。まさにセンベロに近いのかも知れない。とにかく店により少し違うので券売機をよく見て研究する必要はある。

エースナンバー

2015-12-05 05:00:36 | 日記

たまにはプロ野球、今回はエースナンバーの話である。サッカーのエースナンバーは10、プロ野球ではエースナンバーは18というのが一般的。

例えば巨人は古くは藤田元司、さらに堀内恒夫、桑田真澄と続き、杉内俊哉がフリーエージェントで移籍してきた際に背番号18を要求し、叶えられた際に喜んだというエピソードすらある。なぜ18がエースナンバーなのか、18が十八番(おはこ)だからという説もあるが、その番号を先達の名投手が育ててきたからともいえる。

巨人以外にも米田哲也(阪急、阪神)、権藤正利(松竹、洋松など)、伊東昭光(ヤクルト)、松坂大輔(西武)など大投手が付けることが多く、現役でも三浦大輔(DeNA)、前田健太(広島)が付けている。

しかし、チームによってはかならずしも18でないエースナンバーもある。例えば中日の20(杉下茂、星野仙一、小松辰雄、ソンドンヨル)、西武の21(東尾修、石井貴)、南海・ソフトバンクの21(杉浦忠、工藤公康、和田毅)、日本ハムの21(土橋正幸、高橋直樹、西崎幸広)などである。

ではわが阪神タイガースに関しては18が必ずしもエースナンバーでは無いようだ。創世期は若林忠志や梶岡忠義といった名投手が18をつけていたが、1966年以降はドラフト1位ながらあまり活躍の機会のなかった石床投手、まあそこそこ活躍したドラフト1位の谷村投手(56勝)、広島からストッパーとして移籍した安仁屋宗八、日産からドラフト2位で入団し、人気のあった池田親興(38勝)。

その後はエースとなったドラフト1位の藪恵壹が付けたものの、その後は2003年の杉山直久、2010年の二神一人とドラフト1位が付けてはいるが、エースには中々なれない。エースと言えるのはせいぜい藪恵壹くらいだろう。しかも前のシーズンは空席になってしまっている。
一方、エース級の投手はというと小山正明は47、村山実は11、江夏豊は28、井川慶は29、抑えのエースの山本和行は25、藤川球児は22となっている。

まあ、首脳陣は期待していい投手に18をつけさせるがうまく育て上げられないのが阪神タイガースなのかもしれない。来季は復帰した藤川球児がエースナンバー18番を背負って頑張って貰いたいものだ。

白鬚神社

2015-12-04 05:00:25 | 日記

向島百花園を出ると白鬚神社まで2分という表示があり、つい足を延ばす。あまり広くないグネグネとした道を行くと空き地の向こうに鮮やかなイチョウの黄色が見える。手前の空き地はマンション建築現場でまた風情がなくなるなあなどと考えながら正面に。

因みに白鬚神社の元締めは滋賀県高島市にある白鬚神社。隅田川七福神の寿老人が祀られていることでも有名。祭神は猿田彦命で『シラヒゲ』の元は白い髭の人がいたわけではなく、どうも『比良神』が『白ヒゲ大明神』になったもののようだ。さらに調べると『ヒゲ』の字も滋賀県の本社やこの神社は『鬚』を使うが、ほかにも髭、髯と違う字を使うものもある。また、墨田区ですらあと2つの白髭神社がある。

この神社の由来は951年に元三大師が滋賀県高島市の分霊を祀ったのが始まり、しかし、残念ながら1990年に不審火で社殿が全焼、いまは建て替えられている。


とにかく2本のイチョウが黄葉のピークで青空に映えて美しく、長い間見上げてしまう。社殿の周りには山玉向島講社という富士講の石碑などもある。
七五三がおわり、初詣を待つ一時の安らぎか、小生以外には誰もいない白鬚神社であった。

カレーうどん千吉~表参道ランチグルメ

2015-12-03 05:00:47 | グルメ

カレーうどんでは巣鴨とげぬき地蔵に本店を構える古奈屋が有名だが、ほかに最近『千吉』という小規模なチェーン店を発見、東京に7店舗、今回は表参道の店に伺った。というのも古奈屋が日本橋の店を退店、食べたければオアゾか上野駅舎に行かなければならないのでややカレーうどん欠乏症になってしまったようだからだ。

ここのメニューは古奈屋よりバリエーションが多く、定番の和風出汁にカレーとミルクを加えたカレーうどん以外にもカレーの味が他の3種類から選べる。さらにつけざるカレーうどん、季節限定ながら牡蠣カレー煮込みうどんや海鮮カレー煮込みうどんなどもある。

また、不思議なのが、古奈屋がエビ天をトッピングとして名を売っているのに対し、天ぷらには桜海老のかき揚げ、野菜かき揚げ、ちくわ天、揚げ餅はあるが、古奈屋を意識してか、エビ天はない。

今回は初めての訪問なので定番の桜海老かき揚げカレーうどん(950円)を注文する。天ぷらは揚げたてを出すようで少し待つが、登場。一緒にごはんと沢庵が2枚付いてくる。天ぷらに加え、うどんには豚肉と油揚げ、ネギが入っている。まず、一口スープを飲むが古奈屋ほど甘みは感じない。

天ぷらは揚げたてサクサクはいいが、うどん自体もかなり熱く、最初は食べるのに苦労する。天ぷらをスープに浸し、少し柔らかく、サクサク感を残しながらうどんを食べるが、これはよくマッチしている。辛さはさほどではないが、スパイスがよく効いてポカポカになりそう、寒い秋から冬にはいい。

うどんを食べ終わると少しかき揚げも残し、ごはんを入れてさらえるが、雑炊風でこれもいい。流石にごはんは半分にしておいたが、若い人なら完食ものである。そういえば『野菜たっぷりちゃんぽんカレーうどん』というリンガーハット風のメニューに惹かれ、小生はまた行きそうである。


カレーうどん千吉 表参道店
港区南青山5ー6ー25
0334004920

秋の向島百花園

2015-12-02 05:00:31 | 日記

向島百花園は東武博物館から700mほど歩いたところにある。今は都営庭園であるが、元々は江戸時代に私人により作られた庭園で、とにかく風情のかたまりのように感じる。

東武博物館からは水戸街道の一本手前を右折、明治通りを越えて、後はまっすぐだが、入口は奥にあり中々到達しない。また、入口手前は児童公園となっている。


150円を払い入場するとすぐに福禄寿と書いてある。これはこの地が隅田川七福神の発祥地で庭園を開園させた佐原某が所有していたとも言われている福禄寿が祀られている。

また、この庭園には松尾芭蕉をはじめとする句碑がそこらに数多く建てられているのも特徴。今は公営だが、1939年までは民営であった名残からか風流なものが数多くある。


例えば萩のトンネルや池など手作り感が満載の設えなどである。もうすぐ冬を迎える晩秋の1日、庭師の人たちは雪つりの準備や池さらいなどに追われていた。一方、菊の鉢も並べてあるがさすがにもう見頃を過ぎていた。



それでもまだ、八重咲きのサザンカやアザミなどが咲き誇り、生姜が白い可憐な花をつけていた。もうあまり花のない季節ながらも、探すと幾種類も花が咲くこの庭園はさすがに百花園という名前に違うことのないことを実感。



天気もいいので池に近い席に座り、古い茶店でお茶を求め、時を忘れてイチョウの黄葉やモミジの紅葉などを観るが、これはかなりの贅沢である。


しかし、それも3時頃まで、秋の日はつるべ落としである。この場に座ると景観の維持の重要性を感じ、ああ、あのマンションが無ければな、まあ、これこそ本当の贅沢な話だが。