outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

化学物質過敏症とクルージング

2018年06月06日 20時00分06秒 | フィリピン クルージング 情報 ヨット

言ってもどうしようもないからずっと書かずに来ましたが、、、

僕は発展途上国でキャンピング部を作って日本車に載せてるキャンピングカーの新車を買い、室内から発散する有毒なVOC でシックハウス症候群になり一時は死をも覚悟しましたが激しい運動を繰り返し何とか今なを苦しみながらも日常生活が送れています。

しかしこの病気は治療方法もなく、やがては化学物質が存在しない山奥や街中ならクリーンルームでしか暮らせ無くなる非常に恐ろしい病気です。

唯一この病の進行を防止する方法が激しい運動を続ける事なんで僕は日本での日常生活にできるだけ山登りを入れています。

今回近藤氏が愛艇マハリンでフィリピン迄航海するのを手伝って欲しいと言うことで海の上なら化学物質も無いだろうから運動出来なくても大丈夫だろうと判断して引き受けました。

しかし思わぬところに反応する化学物質は存在するもので、最初に反応したのはエンジンから出る油煙でした。

この病気のつらいところはこの様に一つの物質に反応してしまうと全ての化学物質の臭いが耐えられ無い程の悪臭となって襲って来るんです。

例えばヨットを繋ぐ時に船体が傷まない様にするフェンダーやあらゆるペンキやロープや衣類からの臭いが襲って来るけど海の上を走ってるヨットですから逃げ場が無いのです。

この苦しさはこの病気の人にしかわからないと思いますが何度も海に飛び込みたいと言う衝動に駈られました。

暑いところだから港に着いて汗をかきながら長く歩くと少しは軽減するんですが予期せぬ化学物質が次々と来るんです。

作ったコックピットテーブルに塗ったニス、ブルーシート、エンジンの排気ガス等が引き金になりその都度何もかもの悪臭に逃げ場を失い、こんなに苦しいなら死んだ方が楽だと、、、

出港以来何度思ったか数え切れません。

キャンピングカーで山登りの旅をしてる5ヶ月は運動量も多いし、美由紀と二人だからこの病気に対応も出来てるからその様な事にはならないのですが、今回の様な他人との共同生活ですから、僕の病気を理解してなくて当然で悪気もないし僕自身もほとんど症状が出るまでわからないから防ぎ様もないのです。

50日近くなった最近、同乗の二人もこのような病気を少し理解してくれたようですが苦しさは体験した人間にしかわからないから切実さはないと思います。

シックハウス症候群から化学物質過敏症にと変化するこの世で一番恐ろしい病気はVOC で突然発症します。

キャンピングカーを買う場合は慎重にえらばないと生涯苦しい生活に成ります。

それを知っていながら平気で売っているメーカーや販売店があるのです。

特に子供や妊婦さんは1分や一時間でも障害が出る可能性が有りますが絶対に測定しない限り発症するまで誰も気付かないものです。

十分気をつけて危険なキャンピングカーには近付かない様にして下さい。

今回のヨット旅も終盤になって、今日台風シーズンが終わる11月迄ヨットを預ける場所が見つかりました。

場所が台南市なのでここからは昼間だけ走ると5日掛かります。

夜寝ずで走れば40時間位ですが夜に知らない港に入りたくないと考えるとなかなか厳しいです。

台風の卵が出来続けてるので風も不安定

どうするか思案中。

今日の港ではドラゴンボートの練習をしてました

今は小潮なのに干満差は二メートル。

潮が引くとヨットに乗り込む事が出来ません

夕食は屋台で買って帰って食べました。

安くて旨いです。

 

コメント
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