テレビに出ているコメンテーターの顔を見ていると、民主党に肩入れしている人間はすぐにわかる。目がキョロキョロしているからだ。内心では自信がないのだが、何とか国民を丸めこみたいと思っているからだろう。荒井聡国家戦略担当相、蓮舫行政刷新担当相、川端達夫文部科学相の事務所費の問題についても、悪いことをしていないかのように弁護するのも大変なことである。領収書も出さないでいるのに、数字が合っているから大丈夫というのでは、世間で通用するわけがない。菅直人新政権が誕生して、一過性の支持率アップに喜んでいた民主党は、これで冷水を浴びせられたのと同じである。荒井大臣の場合は、読売新聞の6月9日付の朝刊に載っている「荒井さとし政治活動後援会」の事務所経費の一覧表では、金額がいずれも万単位で記されており、つじつま合わせの可能性は否定できない。領収書を示してくれればいいのだが、闇雲に逃げ切ることしか考えていないようだ。それでも、弁護するしかない人たちというのは、何かしら民主党とつながりがあるからだろう。矛先が民主党に向かいように、必死に話題をそらすのも、涙ぐましいものがある。しかし、多くの国民は分かったはずだ。民主党を擁護している人間が、自分の本心を語っていないと。自分自身を欺いてまで、民主党をかばうというのは、愚かな所業ではあるが、それもまた、金のためではなかろうか。可哀想なことだが、いつか後悔するのではなかろうか。目先の利益よりも、もっと大切なことがあるわけだから。
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