もともとサヨクがオープンな政治をやるわけがないが、民主党は政権をとる前は、何かすると情報公開を求めていたのではなかったか。だからこそ、内閣官房機密費にしても、自民党政権に公開を迫ったのではなかったか。しかし、それは真っ赤な嘘であった。民主党政権になってから、平野博文、仙谷由人、枝野幸男、藤村修と4人の官房長官が誕生したが、いずれも口を拭って涼しい顔をしている。そればかりか、役人に縛りをかけるために、秘密保全法案なるものを通そうとしているのだから、呆れて物が言えない。行政が保有する重大な秘密を漏らした役人は、法律で罰するのだそうだ。しかも、対象者は役人だけでなく、野党にまで及ぶというのだから、とんでもない悪法だ。福島第一原発の事故対応で民主党政権が力を入れたのは、徹底した情報隠蔽であり、情報のコントロールであった。それをあくまでも正当化したいに違いない。国民からして許せないのは、秘密保全法案の整備を提言した政府の有識者会議の議事録が作成されていない点だ。今日の毎日新聞の朝刊が大々的に報じているが、後ろめたいので、どんな議論が行われたかについて、国民に知られたくないのだろう。それと比べると、まだ自民党政権の方がまともであった。私の知っている範囲でも、サヨクというのは、もともと人が悪くて根が陰険なのである。
←陰険なサヨクに日本の政治は任せられないと思う方はクリックを