八十路徒然なるままに

早稲田かりほすなど、とりあつめたる事は、秋のみぞ多かる。また、野分の朝こそをかしけれ。徒然草より

成績優等に付。

2013年03月04日 19時51分38秒 | Weblog
ばあちゃんが自慢の、賞状。大正15年なので、12才の時のもの。ある日、ばあちゃんがテレビを見ていた。「ばあちゃん、なに考えてたんのぉ」って聞くと、「勉強してたんだぁ、あ、い、う、え、お、か、き、く、け、こ、さ、し、す、せ、そ、―――ん。おめぇ、でぎっけぇ」って。「おめぇは、ばぁかだなあぁ」って。「算数はどおだったのぉ」って聞くと。「2*2がぁ4ぃ、2*3が6ぅ、2*4が8ぃ」と、力をいれて云う。「応用問題はどぉだったのぉ」と聞くと、「大好きだぁ」と。「校長先生になぁ、めんごい、めんごいってだぁ」。「誰に似たのぉ」って聞くと、「じっちいさんだぁ」と。「あんちゃんわぁ」っと聞くと、「のぶあきは、優秀だぁ、まさしは、早稲田大学くだぁ」って云う。「みんなどおしたのぉ」って聞くと、「わがんねぇ、いねぐなっちゃんだぁ」って、ちょつと寂しげにいう。姉の「もとよはぁ」っと聞くと、「死んじゃったぁ」って。かれこれ50年前に、死に分かれたのは、覚えているようだ。親と兄姉は、ばあちゃんの生家に行けば、会えると思っているようだ。画像は、ばあちゃんが、顔を傾けると見えるように、貼り付けてある。楽しかった子どもの頃を、懐かしく思い出しているのかも。
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