八十路徒然なるままに

のどかなる日影に、垣根の草もえ出づるころより、やや春ふかく霞わたりてーーー。徒然草より

写経をしてきた

2013年03月28日 19時23分24秒 | Weblog
まずはやってみようと、三月の中の頃、赤井岳の水晶山、常福寺で、写経をしてきた。本堂への参拝のあと、写経場で、講和があり、読経のあと、はじめた。風のざわつきもなく、場内は皆なれているので、物音ひとつない静寂。正座はつらく、足をくずして、書くだけだった。時が過ぎるのを忘れる。やがて障子戸が開く音で、「もう終わった人がいるんだぁ」と、時計を見た。写経の経験は、数年に一度だった。手元にある数枚の写経の願いは、健康の二文字だ。今のところ、まずまず、大丈夫と思っている。二種の薬は、服用はしている。定期に受診をしているお医者さんに、「歳のわりには、元気だねぇ」って、お世辞でも、うれしかつた。この歳になると、悩みや迷いは捨てて、こころの平安とが一番と、悟られればと思っている。しかし、俗人なので、あれも、これも、それもと、観望が多い。月に一度、「無」の時間から、何かが得られると思っている。

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