在宅のばあちゃんの、おせち料理。かなりの高額なのだが、これだけのものを作ることはできない。見た目でも、美味しい。来年も食べさせられれば、いいなぁと思っている。喜怒哀楽という意識は、まだまだある。意識が無くなってしまった時の、延命措置よりも、元気な今が、延命措置だと、考えでいる。薬より栄養だと、食べるものは、食べさせている。
正月を迎え、ばぁちゃんがいつも見ているテレビの前に、鏡餅を飾った。百一歳を越した。「お正月だょ」と声をかけると、「うんん」とうなずいていた。「餅は、うまかっぺぇなぁ」と。食べさせられない。鏡餅には、裏白とゆずり葉を挟んだ。四手も挟み、千代紙でも作った。訪問介護のヘルパーさんや、看護師さん、入浴サービスの方に、せめてものあいさつをはさんだ。だいだいは、みかんで代用をした。そういえば、昆布も添えなければ、ならなかった。近所のお菓子屋さんも、今年で、お重ね餅を作るのは、終わりのようだ。
新年おめでとうございます。今年も、よろしくお願い致します。国旗は、国民の祝日に掲げるのだろうが、どこかにしまい忘れている。国があっての、国民なので、掲げれば、これに越したことはない。新年を祝ったつもりでいる。