八十路徒然なるままに

冬枯れのれしきこそ、秋にはをさをさ劣るまじけれ。汀の草に紅葉の散りとどまりて霜いと白うおける朝ーー。徒然草より

三體千字文

2018年04月08日 19時39分07秒 | Weblog

ちょっと古い昭和六年初版とある。書道をしている方は、「三体千字文」は、承知している。「書道基本用語詞典」を、あらためて、調べてみた。それから引用します。「書の学習と、文字を覚えるために、作られた、四字からなる韻文」とある。「王義之」の書跡より、集字した千字文を「智永」が、「真草千字文」、楷書、草書の二体を並列に書いたのが始まりで、以来普及したとある。書家は、必ず一度は、千字文を書いたという。画像は、昭和の初期の書家のもの。書を学ぶ入門書というより、書を学ぶ者の、バイブルといえよう、とある。仕事で必要だからと始めた習字が、下手の横好きから、展覧会に出品して楽しんだのを、思い出している。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 手六十 | トップ | 毛筆書写技能審査 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事