石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

11月2日本日は更生保護法人八興社に関する陳情案件に対する説明会に出席しました

2010年11月02日 | Weblog
 こんにちは、国立市議会福祉保険委員会委員長を務めさせていただいている石井伸之です。

 本日は午前10時と午後7時の二度に分け国立総合体育館2階会議室にて、更生保護法人八興社に関する陳情案件に対する説明会が行われ、午前10時の会では陳情を受けた福祉保険委員会委員全員で出席しました。

 午前10時の会では50名弱の方、午後7時の会では30名ほどの方が出席されており、どちらの会もまずは主催者側の挨拶として、国立市からは健康福祉部長、八興社からは理事長、東京保護観察所立川支部(以下立川支部と明記します)からは支部長がそれぞれ挨拶をされ、それぞれの立場から陳情が議会へ出された経緯とその後に行われた陳情者との協議について説明があり、八興社と立川支部からは周辺住民へ不信感を与えてしまったことに対する謝罪がありました。

 参加者の方からは、鬱積している不信感を幾ら運営方針で示したところで、払拭できないと言われておりました。八興社の常務理事からも運営方針を示したからと言って、すぐに信じてもらえるとは思っていないが、精一杯努力するとのことです。

 その後も住民側の「それでも信じられない」八興社側の「全身全霊を掛けて努力する」という水かけ論が展開されていたことからも一度抱かれた不安感や不信感を取り除く為には相当の努力が必要であることを感じました。

 今回の住民説明会で大きく前進したのは、覚せい剤使用者の入所を凍結するという部分で、以前は軽度の覚せい剤使用者も受け入れておりましたが、フラッシュバックを起こした際の危険性を考えて凍結するそうです。今後は、周辺住民も交えた運営協議会で八興社の運営改善が見られるまでは、覚せい剤使用者は受け入れないと言われており、その言葉には重みがありました。

 それでも、定員の問題については陳情者を交えた4者会議でも協議中ということもあって、八興社側の「多くの出所者へ更生の機会を与えたい」という希望と住民の「少しでも受け入れ数を少なくして欲しい」という思いが交錯しており、着地点を見出すまでは時間がかかりそうです。

 こういった住民説明会をあらゆる立場で出席しておりますが、周辺住民からの「とにかくこの場をしのぐ為に口先だけの言葉を発しているように聞こえる」という言葉は、この問題が非常に根の深いものであることを代弁しているように聞こえました。

 確かに厳しい発言もありましたが、単純な追い出し運動に発展する一方的な発言は僅かにあったものの、多くの質問は運営方針に関するものが多くだされました。

 午前中の質問では議会における継続審査となってことについての質問があり、よっぽど手を上げて答えようかとも思いましたが、あくまで主催者は上記の三者ですから、分をわきまえてジッとしておりました。

 是非とも八興社には、本日いただいた住民意見を元にして、さらなる運営改善に向けて努力していって欲しいところです。

 話しは変わりますが、昨日交通担当課長より11月5日号の市報に三人乗り自転車レンタル制度についての開始案内が掲載されるとのことですので、是非とも見ていただきたいと思います。


コメント
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