石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

6月10日 本日は平成23年6月議会初日本会議を迎えました

2011年06月10日 | Weblog
 こんにちは、改選後初めての定例議会である6月議会を迎えた石井伸之です。

 1期目、2期目は議席番号が1番と言うことで、市長席を斜に見る感じでしたが、今回の議席番号は12番となったことによって、市長・副市長を始めとする出席説明員の方々を真正面から見る形になっており、初めての定例議会で佐藤市長が少々(相当?)緊張されている姿が手に取るように分かります。

 今まで経験の無い、初めての定例議会ですから慣れるまでは少々時間が必要であると思います。これは議員の経験があった関口前市長でも市長としての初議会では言葉に詰まっておりましたので、仕方の無い部分ではないでしょうか?その辺りも含めて支えて行きたいところです。

 副市長・教育長の答弁はそれぞれの職員をまとめるトップだけあって、大変的確に答弁されており、聞いている立場としても分かりやすく、安心感すら感じさせてくれます。

 このお二方を副市長と教育長とする為に、あらゆる議員へ丁寧にお願いした佐藤市長の功績ではないでしょうか?

 その後に行われた行政報告や市長施政方針表明では、2件の住民訴訟について控訴を取り下げたことから始まり、水道水の放射能測定では、4月11日に谷保第三公園及び谷保浄水公園、4月18日、25日、5月30日に谷保第三公園の水道水を採水して調査しましたが、放射性物質は検出されなかったそうです。今後月1回の調査は継続すると言われました。

 清化園跡地については、事業者である大和リースと3月30日に事業用借地権設定契約を締結し、11月末の開業を目指すとの説明がありました。

 その後の議事は順調に進みましたが、今議会における最重要議案とも言える、住基ネット接続に向けた3800万円余りの補正予算案審議では住基ネット切断継続を求める議員より大綱質疑と言いながらも、総務文教委員会で審議すべき細かな部分まで質問が飛び交いました。

 関口市長時代は、民意で住基ネット切断状態が継続されていると言いながらも、住基ネット早期接続を訴えて市長に当選された佐藤市長に対する民意は尊重されないらしく「市民へアンケートを取るべき」「審議会を開いて丁寧に検討すべき」「11名の議員で提出した要望書を尊重すべきではないか」といった意見が出されましたが、最大の民意が市長選挙であることは間違いありません。

 それにしても住基ネット切断継続を求める議員から、3月議会において審議された平成23年度予算に対する附帯決議について「住基ネットシステムサポート委託料の凍結を当時の自民党・公明党・明政会議員を中心に提出し、可決したことに対して、それを破ってもよいのか?」という質問に対して、佐藤市長は「当時の議会への提出者4名への了解も取っている」と答弁されておりました。

 当時の提出者の一人である私としても住基ネットシステムサポート委託料が住基ネットを接続するかどうかも分からないのに支出するのは違法な支出であるという東京地裁判決に従って附帯決議を提出しましたので、住基ネット接続に向けて住基ネットシステムサポート委託料を支出するのは正当な支出だと考えております。

 今日の補正予算審議の流れを見ただけでも、一般質問や20日月曜日の総務文教委員会(この中で住基ネット接続に関する補正予算案は丁寧に審議されます)28日の最終本会議では住基ネット切断継続を求める質疑が幾重にも飛び交うことは間違い無さそうです。

 何でもそうですが、物事に反対する為の論理を構築するのは非常に簡単ですが、物事に賛成し建設的に理論を構築する立場の質問を行うのは骨が折れます。それでも、多数の市民の皆様よりいただいた住基ネット接続を求める声に対して、それを実現する立場としても努力していきたいと思います。

 住基ネットを担当される市民課長や市民課係長の話を聞くと、接続に向けてのあらゆる困難を教えていただきましたが、そういった困難が待ち受けていることをしっかりと認識され、専門家として諸問題の解決策を把握していることはこちらとしても安心しました。

 是非とも佐藤市長始め職員の方々には違法状態にある国立市を、一刻も早く普通の町とすべく住基ネット早期接続に向けて地道に努力して欲しいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする