ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
『心の雨の日の過ごし方』の「あとがき」の第1番目にも書いたことですが、この本は私が60歳を過ぎてから書けた本だとつくづく思います。
60歳を過ぎると、人間関係に関しても気づくことがたくさんあります。
たとえば、私は「リレーションづくり」に関して
よい人間関係のスタート
= 共感 + 自己開示
ということを言います。
この共感 + 自己開示も、程よいバランスが必要で、次のことを心得ていなければなりません。
1.相手が自己開示していないのに、こちらが共感のつもりで相手に過剰に質問を繰り返すと、共感のはずが「詮索」になります。
2.相手が共感していないのに、自分が自己開示のつもりで自分のことをたくさん話すと、自己開示のはずが「自己顕示」になります。
人間関係はむずかしい。だけど楽しい。
<お目休めコーナー> 上野公園にて