おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
2つの話題があります。
1.札幌の アドラー心理学研究会 主宰で、こころとからだのカウンセリングルーム smacc 代表の佐高 葵月代(さたか あきよ)さんから素敵なトートバッグと北海道の看護師向けの雑誌「ベストナース」が届きました。



アドラー心理学研究会 の開催100回を記念して私がメッセージをお送りしたことのお礼です。
なお、すぐ上の写真の右側は50回記念のTシャツです。
佐高さん、ありがとうございます。
100回が200回、300回と続くことを祈念しております。
2.第2の話題です。
8月27日の産経新聞 『オピニオン 政治月旦』の「今、政権に必要な『チーム力』」にこんな一節がありました。
ある官邸関係者は「首相をいさめたり、耳の痛い話を伝えたりする腹心がほとんどいない」とも打ち明ける。
前任の安倍前首相の時代は、今井尚哉元首相補佐官が安倍氏を怒鳴りながら諫言(かんげん)する場面も多かったという。
その今井氏は、人脈を駆使して安倍政権の実績をアピールする術にもたけていた。
菅首相の実績が目立たないのは、周辺に目詰まりが生じている証左ではないのか。
私は、この記事に触れて菅首相が宰相として器が小さく、よき側近を生かし切れていないと思いました。
私がリーダーの最重要資質としての人間学を学ぶ際の古いテキストに『現代の帝王学』(伊藤肇、プラジデント社)があります。
伊藤肇氏は、吉田茂氏から佐藤栄作氏までの歴代総理の指南役と言われた安岡正篤(やすおかまさひろ)氏の弟子でもあった財界評論家。
彼は、人間学(伊藤氏によれば「上に立つ者がどうしても身につけておかなければならない学問」)としての「帝王学」を3つの柱で表しています。
(1)原理原則を教えてもらう師を持つこと
(2)直言してくれる側近を持つこと
(3)よき幕賓(ばくひん)を持つこと
(注)「幕賓」というのは、客分、顧問、パーソナル・アドバイザー
(1)については、菅首相にはどうも見当たりません。
安倍前首相は第二次安倍政権後しばらく谷中の全生庵(平井正修住職)に座禅を組みに行っていました。
(2)については、産経新聞のとおりで、孤独の宰相になりつつあります。
(3)はもっと問題です。
詳しいことは書きませんが、あるタイプの人の話を聞きすぎています。
対立候補となる岸田文雄氏。
岸田派の元名誉会長で、今も派内に一定の影響力を持つ古賀誠元自民党幹事長の出馬反対意見を押し切ったかたちですが、どうなることやら?

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<お目休めコーナー>8月の花(25)
