ずっと「akapanpasu」と思っていた。正しくは「agabansasu」または「akabanbasu」というようだ
この夏は、ずっと「クーラー」を作動させていなかった。
勿論、国家的「節電」の呼びかけも一因である。
会社勤めの頃に、どっぷりと「クーラー」で冷やされた私の体は、「クーラー」の無い生活は耐えられないものになってしまった。
通勤時の電車で、会社事務所で、帰りに寄る居酒屋で、休日を過す喫茶店で、ダパートで、美術館で、勿論自宅でも、「クーラー」の効かない場所は出かけないと言い切れる程の「クーラー依存症」であった。
退職後、伊豆に戻ったその年(9月だった)の暑さは、今でも、脳裏に焼きついている。
実際の温度の事ではない・・・意識的に「クーラー」を使用しないでいた為の、精神的・肉体的体感温度の事である。
良くしたもので、2年目、3年目には、それ程暑さに苦しまないようなった・・・但し、時折、「クーラー」は使用していたが・・・。
で、今年ですよね・・・大いに意識して「クーラー」を使わずに過していた。
「東電」も助かるし、私も「電気料」が少なくて助かるし・・・なんて「目的」を意識し、我が心を鼓舞し続けて。
でも、「頭が変!」になったみたいで、なんとも耐え難く、とうとう「クーラー」を作動させた、それも、設定温度24度で・・・本当は22度位にしたかった。
「クーラー」の風の真正面にいる私の周りに、徐々に冷たい空気が落ちてきて、すっかり、冷やされた空気に包まれ、小一時間・・・ようやく人間に戻ったような・・・思考能力も回復してきた(かな?)・・・。
そして、異変が・・・では無いが、何だか、変な「罪悪感」を感じてしまうんですよ。
あぁ、これが、かの有名な「日本的全体主義」というものか・・・一人だけ、皆に逆らう事、違うことをする事の「違和感」とでも言うか、つまりは、「罪悪感」、そんな気持ちが襲ってくる。
自嘲的に「私も日本人だった」と納得するのは切ないけれど、まぁ、間違いなく「日本人」なんですよね。
そんなこんなで、また「クーラー」を止めてるが、あの涼感は忘れ難く、耐え難い暑さ(あくまでも自己判断だが)の時には、再び、「クーラー」の登場は間違いないものと思っている。
頭?治ったのか、治らないのか・・・
左:今年、友達から花茎付き頂いた株が、開花しました 右:大きな木の枝を払った為、漸く、花が咲いた我が家の株です