〇KITTEアトリウム『香港ミニチュア展』(2022年7月28日~8月7日)
香港特別行政区の設立25周年(つまり香港返還25年)を記念する展覧会(無料)。香港の街並み、伝統文化、日常生活などを表現した40のミニチュア作品を展示する。ひとりの作家の作品ではなく、100人以上のチームにより制作されたものだという。
香港には、一度だけ行ったことがある。返還前だったか直後だったか。またすぐ行きたいと思いながらそれきりになってしまったので、近未来的な建築の立ち並ぶ現在の風景は、あまり記憶にない。
私は香港には一度しか行っていないが、中国の他の都市、台湾、シンガポール、マレーシアなど華人の多い地域に、過去30年くらいの間、何度か行っているので、こういう何気ない風景が懐かしくて、心に刺さる。
ランタン屋さんは、ベトナムのホイアンで見たなあ。
中国の街角や市場の食料品店は、だいたいどこもこんな感じ。
中華圏なのにパイやクッキーが美味しい!と驚いたのは、シンガポールの思い出。
これは香港のおもちゃやさんだが、日本のキャラクターグッズがふつうに並んでいる。私の子供の頃、昭和の東京の下町にも、こんな雰囲気のおもちゃやさんがあった。
本展は、香港特別行政区政府・駐東京経済貿易代表部(香港経済貿易代表部)の主催とのことで、安全安心な香港をアピールする、政治的意図もあるのだろうが、それはそれとして楽しかった。旅行できるようになったら、香港にもまた行きたいなあ。