行儀よくねぐら入りの順番を待つムクドリたち
このあと、駅前の大樹へと移動すると思われる
夕空を背に並ぶ彼らに
口々におかえり、と云われた気がした
彼らもわたしも、束の間同じ街に暮らす者同士…
母もそして父も此の世から去った今、わたしには帰る場所がなくなったんだということにふいに気付かされる。
渡り鳥もヒトも、どこからかこの現世へやってきて
そしてまた何処かへと。。。
束の間の今、ここに暮らすなんでもない今をちゃんと味わって生きなくちゃね。
夕焼け前の空の色とムクドリたちのお喋りに教えられた帰り路でありました。