時刻表5月号を購入しようと立ち寄った本屋で、「岳みんなの山」が一番目に付きやすい場所に並べてあった(写真)。いま、人気ハナマル上昇中のようで、嬉しいかぎりです。
以前にも紹介したとり(2010年3月20日参照)、映画「岳」の公開である5月7日が近づき、各メディアでも取り上げられている。原作のヒットとともに、小栗旬、長澤まさみの豪華キャストですからねー。
主演の小栗旬、マンガのワイルド系の主人公・三歩とは多少イメージが異なるものの、どんな演技を見せているのか興味をそそる。第二弾やシリーズ化があるかは、小栗の演技にかかっている?
原作の石塚真一くん、何でも映画のワンシーンに登場するとか。シャイな彼がどこで顔を出すかも楽しみですなー。
連休後半での封切り。鑑賞するのは少し遅くなるかもしれないけど、必ず映画館で見るつもり!先に見ても、内容教えないでね!http://www.gaku-movie.jp/
日が変わったので一昨日の夜、サッカーを見終えてチャンネルを回すと、NHK-BSで「荒野の七人」やっていたねー。中学・高校の時にマカロニウエスタンにはまり、懐かしくて見入ってしまった(とはいえ、途中で寝てしまったのだが・・・)
この映画、豪華スターの競演作として有名。ユル・ブリンナー(「王様と私」)を主演に、スティーブ・マックイーン(「タワーリング・インフェルノ」)、ジェームズ・コバーン(「シャレード」←見てません)、チャールズ・ブロンソン(マンダムのCM)、ロバート・ボーン(「レマゲン鉄橋」のドイツ軍将校→「遠すぎた橋」と勘違いしている人が多い!)などが出演する一大西部劇。ジョン・スタージェス監督。
ご承知のとおり、黒沢作品の「七人の侍」のリメイク版として有名。「七人の侍」は、その後も「地獄の七人」などのハリウッド映画に影響を及ぼし、昨今話題の堂本幸一の舞台などで、今も語り継がれる。「荒野の七人」は、続編も続々登場した!
この映画の中で、ロバート・ボーンの憂いを秘めた役柄が印象的。衰えとともに銃を抜けなくなったガンマンを演じる。
また、スティーブ・マックイーンが馬に掛け乗り、荒野に繰り出すシーンでは、「大脱走」の時にバイクで野原に向かう姿がオーバーラップする。
自分が生まれた時代の映画だが、今見ても全く見劣りしない・・・名画ってそんなものですよね!お勧めの作品です。
(写真下:荒野の七人の一シーン、左:ユル・ブリンナー、右:スティーブ・マックイーン)
五月に入り、早速ゴールデンウィーク。休み?まあ、4日と5日は休めそうですが…。
お友達はテレビと酒。数日前、妙に時間が空いたときに見た映画は「剱岳・展の記」。以前からWOWOWがキャンペーンを張って、PVを流していたし、新田次郎の原作を木村大作監督がメガホンを取った、日本アカデミー賞作品。
最近、邦画づいている?いやー、やっぱり山を題材にした映画ということで、石塚真ちゃんの「岳・みんなの山」の映画化が気になったし、撮影日数200日、巨費(いくらかは分からない)が投じられということで、期待しましたよ。
ただ、ハラハラ、ドキドキ、感動のシーンというのはあまりなかったかに思える。淡々と物語が進んでしまった。それでも、浅野忠信、香川照之、仲村トオルのキャスト陣は、それぞれに実にいい味をだしていましたねー。
特に、香川照之は山の案内人役。汚い恰好で、大きな荷物を背負い、山々を駆け巡る。どこかで見たようなシーン。あなたには、そういう役が似合っているのでしょうね、弥太郎さん!
弥太郎こと香川照之、実は市川猿之助と浜木綿子の間に生まれた血統書付きの俳優。日本アカデミー賞の優秀助演男優賞を連続して受賞し、今回「剱岳・点の記」で最優秀助演男優賞に輝く。演技派の俳優として、名を馳せていたんですね。
さあ、「岳」はどうなるでしょう。小栗旬と長澤まさみですからねー。来年の公開を期待しましょう!
「余命1ヶ月の花嫁」見てしまいました。シリアスで、悲しくも感動のラブストーリー。乳がんと闘い、余命1ヶ月の宣告を受けながら花嫁衣装を着て、僅か24歳の若さで亡くなった長島千恵さんという女性の実話に基づいた映画だ。
映画化の前、生前、家族や自らの手により撮りためられたビデオが、テレビのドキュメンタリー番組で取り上げられ、日本中に大反響を及ぼした。がんと闘う姿、がん撲滅のために本人が自らテレビでの取材を受け入れたが、本人が楽しみにしていた放映日の2日前に息を引き取るという、これまた悲劇が隠されている。
映画では、榮倉奈々、瑛太という人気絶頂のコンビを起用(写真上)。特別派手な演出もなく、淡々と撮影されたことが分かる。命のはかなさと生きる喜び、そして人生は一人ではないことを教えてくれる…ただ、これは映画ではなく、特別な話でもないのだ。
「今日は何してた?」、「んー、生きてた」…実はドキュメンタリーのテレビ放映、実は1週間前に予定されていた。この日なら、千恵さんは生きていた。番組編成の都合ということだが、TBSの取材担当は何とも心残りとなってしまう。
今日も、当たり前のように朝が来たが、周りに感謝しながら、生きていることに感謝しながら、大事に生きないとね。
バルサが準決勝にコマを進めるというニュースは確かに嬉しいのだが、昨日は朝から別件で何人かに声をかけられた。テレビでもやっていたのかしら?そう、以前このブログ紹介した「岳」の映画実写化が決定したというニュースだ。
2008年夏に会った時、映画化の話題も出ていた。山の映画は経費が掛かるということから、なかなかヒットしないというジンクスがあるとか言っていた。「応援するよー」とは言ったものの、何もしないうちにとんとん拍子で話が決まったね。「剱岳・点の記」が引金になったかねー。まあ、続けーといったところか。
朝、会社の階段室の踊り場で声を掛けたのは西やん、山田部長、KYO子ねーさんと、次々に「(映画化の話)聞いた?」という情報を寄せていただき、うれしかったす!主演は小栗旬と長澤まさみだそうで、これまた豪華!
公開は2011年ということだが、今から小栗三歩に会えるのが楽しみだ。みんなで見に行こうね!http://eiga.com/buzz/20100319/1/
(「岳」と石塚真ちゃんについては、2008年7月19日、同年8月2日の記事を参照いただきたい)
三連休も仕事でした。といっても、暴れん坊将軍に頼まれて、午前中だけで済んだからラッキーだった。将軍、ありがとう!(午後からも一人でお疲れさんでした!)
といって午後からすることもなし、まんまとWOWOWの「三連休はゆっくり映画で!」というから、高校サッカーの決勝戦が始まるまでと思いながら見た「レッドクリフ」。ハマっちゃいましたねー。PARTⅠ、PARTⅡと続けて290分、一挙に見てしまった。
ご存じのとおり「三国志」の赤壁の戦いを映画化したもので、トニー・レオン主演、金城武が孔明というおいしい役柄を演じている。かのジョン・ウー監督の大作で、構想に18年、製作費100億、私財も10億円入っていて、興行収入は48億円?それって監督、もと取っていますかねー。(多分日本での興行収入で、世界各国で上映されているから…)
それでも、楽しめました!三国志という中国の歴史にも十分興味が沸くものだし、アクションは最高。合成、CGだと分かっていても、迫力満点。多少残酷なシーンもあるが、男の友情っていうのが泣かせるんさねー。こちらも、暴れん坊将軍が次々出てくる。
この映画自体が、中国が国家を挙げて取り組んだプロジェクトということは知られているが、日本との合作はもちろん、アメリカ、韓国、台湾など多くの国の映画会社が制作に参加、役者やスタッフも多国籍でもある。友情ぎっしりの超大作なんだな。
えっ、PARTⅠは既に地上波でも放送されているって?最近、放送早いですからねー。(写真下、PARTⅠでの一シーン)
見ましたWOWOW、滝田洋二郎監督の「おくりびと」。職業観、いや人生観に影響を与える映画だった。親子が、互いに償い合う、そんな家族観にも一石を投じている。私も親父が寝たきりになっているが、それぞれ人生を見つめ合う時間が持てるだけ感謝しなければならない。
日本アカデミー賞作品賞のほか、海外でも各賞を受賞している。出演者に、先日亡くなった山田辰夫や昨年亡くなった峰岸徹が出演してることも、「死」を題材にした映画だからこそ、ここにきて注目される所以か。
それにしても、本木雅弘は名演技!ただ映画全体の脇役としては、笹野高史の演技を注目したい。いまでこそ秀吉役で脚光を浴びているが、なぜか笹野さん、山形・庄内弁が似合いますなー!そうそう、「武士の一分」の徳平役は、これまた日本アカデミー賞助演男優賞受賞でしたからねー。
映画「おくりびと」のヒットにより、「納棺師」という仕事が社会的に認められたことはいうまでもなく、若い人の中でも納棺師を目指す人が増えているとか。また、撮影地の酒田市や鶴岡市は訪れる人も多く、フィルムコミッションやフィルムツーリズムにも力入れている。そういうロケーションを育んだ「文化」があるんあだね、庄内は…。
久々の雨の週末になった。ゴールデンウィークの始まりというのに、この天気で地元T市の名物イベント「チューリップフェスティバル」のイベント関係は中止になった。いろいろと準備をしていただろうに、残念なことである。まあ、出店とかの販売関係は実施するというので、雨が上がったらのぞいてみたい。
我が社もフェスティバルのイベント参加を考えていたものの、急きょ休暇が飛び込んできた形だが、さて何をしますかねー。外に出るのは億劫だし、部屋の片づけも気が進まない。そうだ、こんな日こそ時刻表の旅でもしますか!
ところで愛読書であるJTBの時刻表。めでたく、この5月号で発行1000号を迎えた。「毎月買ってどうするの?」という周辺の声をものともせず、リビングに一冊、枕元に一冊、職場のデスク脇に一冊、クルマの中に一冊…愛読書の域を超えている。(写真:記念の1000号は、一冊保存用にするために二冊買った!)
初めて手にしたのは小学校の4年生の頃か?年表を調べると500号くらいですかねー。親父が職場で使っていたものを持ち帰り、駅名と時刻と記号の虜になった。毎月、お古の月遅れ号を持って帰るようにせがんだものだ。まだ、日本交通公社の時代…。
あら?これで年齢がバレますねー。
このところお天気続きの新潟地方。夕方帰りになると、西の空にくっきりと三日月が…きれいですよねー。数日前は、金星と木星を一緒に従えて、美しい天体ショーを見せてくれていた。
星の話と言えば、以前このブログでも紹介した沼澤茂美氏(8月23日参照)。そう、「胎内星まつり」を創設・主宰するイラストレーターで天文研究家だ。その沼澤さん、本を出した。「にいがた星紀行(野島出版・2000円)」がそれだ。
沼澤さんは地元M市出身。こよなく天界を愛していることはもちろん、この本を見ると「ふるさと新潟」を愛していることが分かる。地元紙などに連載した同タイトルのコラムに加筆、新潟に関連する星にまつわるの話をまとめたものだ。
単に天体のことを紹介するだけではなく、地元新潟の風土や歴史、興味深くも美しく幻想的な写真やイラスト、火星人や宇宙旅行の話など、とにかくサービス精神にあふれていて、天文知識のない私でも十分楽しめる。
今年、初めて沼澤さんに会ったが、その気さくな笑顔と話しっぷりに引き込また。テントからテントに渡り歩き、多くの人々と会話を楽しみ、酒を酌み交わす…そんな沼澤さんの人柄がにじみ出ている本である。
はい、お待たせしました!石塚真一先生登場!
以前、少しだけ紹介した「岳」って漫画知ってる?山をこよなく島崎三歩の話。ビックコミックに連載中!山登りをする人には、絶大なる支持を集めている注目の漫画で、「2008年漫画大賞」受賞作品。その作者が石塚真一君だ。
彼の学生時代に少し付き合いがあって、彼の器用さを羨ましく見つめてい た。何でも自分で作る。積極的に挑戦する。それをやり遂げる。何もなかったように、ひょーひょーとした表情で、多くを語らず…。それって、島崎三歩でしょ?真ちゃんは、三歩なんだなー。
その後、アメリカに留学。アートの勉強はしていたものの、メジャーは気象学。まあ、これも下地になっているんだろう。でも本格的な山登りは、ルームメイトに影響を受け、イリノイ州の岩山に住むようになってからだとか。
「岳」が売れたことについても、「ラッキーだった」と一言。謙虚な言葉だが、もちろん努力と探究心、精神力…何より感性というかセンスというか、それを本来「ラッキー」だけでは言い表せないはず。
「岳」を実写映画に!そんな話もあるとかないとか…応援するよー。ただこの話、真ちゃんが言うには、「山の映画は経費がかかるし、ヒットしないと言われている。それより何より、三歩を演じてくれる俳優さんがねー」確かに、あのキャラを演じるの難しい。
「岳」の島崎三歩。ぜひご一読を!山登りをしない人でも、必ず三歩の人柄に魅了されること間違いない。
T市で歴史講演会があって、参加した。「板額御前」という歴史上のヒロインの話、知っている?
鎌倉時代の三御前(静御前、巴御前、板額御前)で、美人で、勇敢な女武将。彼女だけが、平氏側ということで、吾妻鏡にも多く触れられていないことから、あまりメジャーではないとのことだった。
板額を題材に小説を出版した木村尚志氏がこの日の講師。歴史小説家というと、取っつき難いかと思えば、そうでもない。ひとのいいおじさん?(失礼)話しっぷりも饒舌ではないが(またまた失礼)、「町おこしにも活かせる」と熱く語る。自分の研究の成果を、何とか形にできればと、力が入るんでしょうなー。人柄の良さを感じる内容でした。(本の内容には触れないので、興味のある人は、自分で買って読んでちょっ!…「飯角御前」新風舎、1900円)
地元では、板額研究では第一人者のリキさん。講演の後の木村先生との対談では、マイクを握りっぱなし。木村氏は話す幕なく、リキさんはそれでもおさまらず、終了後も主催者側に色々と注文を飛ばしていた。
文献の少ない中世の歴史を語るとなると、持論の世界が必要。両氏とも、熱心な研究がバックボーンになっており、このリキさん、盛んに「(木村氏と)同じ意見だ!」と強調するものの、実は相容れるものはないのではと感じる。
リキさんの魅力は、地元志向の独自のスタンスとでも言おうか…山が好きで、その中から山の歴史をひも解き、自らの研究の成果をもとに、自らのアイディアでイベントを企画する。この日も、自ら描いた「板額歴史絵巻」を披露し、木村氏との対談を独演会にしてしまった!この巻物(写真)は見事でしたよ!さすが模型屋のオヤジ、起用だなー。
買物のついでに、本屋に行った。「岳(がく)」というコミックを大人買いしてしまった。
作者の石塚真一さん。彼が学生のころ、少し付き合いがあった。彼はとても器用で、何でもできる。音楽も一緒にやった。私がギターで、彼はバンジョーをやっていた。マンガを描くことも知らなかったし、マンガの題材である登山をすることも…(いずれも、アメリカ留学中に身に付けたものらしい。)
この石塚真一さんの「岳」、このたび第1回漫画大賞受賞。おめでとう!すごいですよ、快挙!英雄だ!
この漫画の内容については、まだ1巻しか読んでないのだが、アルピニストの中ではすでに注目されており、以前「山と渓谷」でも紹介されていたことは知っていた。マニアックな内容ながら、主人公の三歩の人柄は、誰でも共感を呼ぶものであることは間違いない。
この石塚真一さん。来月、第二の故郷、新潟に凱旋里帰りする。一緒に飲むのが楽しみである。
「グレイテスト・ゲーム」。容易に結末は予想は出来ているものの、ラストシーンでは涙が流れた。2005年のアメリカ映画だ。
昨夜は、8時半くらいには眠ってしまった。ひょんな時間に目が覚め、サッカーでもやっていないかとチャンネルをカチャカチャ(←いまどきカチャカチャなどというテレビはあるのか?)。冒頭「この物語は、実際にあった話です」といきなり字幕が出たので、気にはなっていた。しかし、涙をふいた後に、「そんなうまい話が本当にあったのだろうか?」とも…。
調べました。フランシス・ウィメット。1913年、全米ゴルフにアマチュアで出場。若干20歳でビッグタイトルを獲得。しかもイギリス人の大物プレーヤー2人と三つ巴のプレーオフを制しての栄冠だそうだ。
当時、ゴルフはイギリスの上流階級のゲームとされていたが、彼の活躍で全米は大いに湧き上がり、ゴルフが庶民のスポーツとして普及していったという功績も大きい。そして、ウィメットはその後も生涯アマチュアとしてプレーするとも…映画では触れられていない部分でもあるが、何か興味深い。
決して、ゴルフを始めたからということではなくてね、階級差別を打ち破り、見事信念を貫き通す姿に素直に感動しただけである。
蛇足ながら、CL決勝トーナメントの組み合わせが決まる。バルサは、俊輔のセルティックと。2月だから、中村俊輔も間に合います。それより明日は、いよいよクラシコ。こちらも感動のシーンが見られること請け合いだ。