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3月に入った。大学生の就職・求人活動が解禁となり、ついこの間までは「インターンシップ」と銘打った会社紹介のイベントから、企業が2019年卒の新採用の条件や求人活動の日程を示しながら行う合同企業説明会のイベントが目白押し。明日(3月7日)から、私も4日間連続の求人活動に東奔西走することになっている。
今回も、学生側の超売手市場、有効求人倍率も近年になく高くなっている。そりゃ少子化の波を受けてどの企業も人材確保に苦労しているのはご承知のとおり。加えて、当業界である建設業は3K業界の中でも人気が薄く、昨年同様、求人活動には苦戦が予想されている。
医療・福祉、製造業、飲食業なども同様であると聞くが、人の手でないとできない、人の手に頼っているというところが多い業界だけに、ITの導入や賃金・労働条件の改善、いわゆる働き方改革をどう進めていくかにも大きい。
このままだと、将来インフラ整備がままならず、維持補修への技術も保持できないとなると、地方から生活環境が脅かされる状況になりかねない。住みやすさは別にしても、道路事情ズタズタ、危険いっぱいの田舎には魅力を感じて住みたいとか、気軽に訪れてみたいとかにならなくなりますからね。
これまで経済を支え、時には地域の重要な魅力を作ることから政治的な材料に使われ、多くの労働者を支えてきた建設業はどうなるのだろうか?
そんな不安を抱きながらも、課題に果敢挑戦し、ものづくりに、地域福祉の向上に意欲的な若者に会いに行ってきます。