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帝一の國

2017-05-12 | 2017日本語映画評


「帝一の國」 永井聡監督 ☓☓

 古屋兎丸原作の学園コメディコミックを実写映画化しました。
 将来を有望されるエリートが集まる海帝高校にトップの成績で進学した帝一(菅田将暉)は後の総理大臣がほぼ約束されていると言われている生徒会長になるべくさまざまな奇策を考えます。一方、父親の代からのライバル菊馬(野村周平)ややはり父親同士の確執があるローランド(間宮祥太朗)がたちはだかるのでした。「自分の国を作るために総理大臣になりたい。」という帝一の夢はかなうのでしょうか。
 軍隊っぽい学校ですが、金髪ロン毛ありで、女子っぽい男子もいじめられない、妙に自由なところもあるのが今風です。その上たったひとり登場する本物の女子(永野芽郁)が結構タフで魅力的です。
 これからの活躍が期待される男優オンパレード(逆秋本鉄次ふうに表現すると「青年たちのおしりが可愛い」)を見るのも楽しみの一つです。コメディ位ですが結構グサッとくる社会批判が分かる人にはわかるように仕組まれていて大人も楽しめます。「操り人形」にはなりたくないですね。帝一の本当の夢がちょっと哀しい。
 タバコは、父親が度々子供の前や食事中葉巻をくゆらせていました。今時葉巻なんて吸っている時代遅れだからライバルに負けたのではないでしょうか。


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