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「今夜、ロマンス劇場で」 武内英樹監督 ☓☓
映画監督を目指している青年が、大好きな昔の映画から飛び出してきたお姫様との不思議な出会いを描いたファンタジーです。
助監督の健司(坂口健太郎)は忘れさられていた昔の映画を拾い出し、毎日のように馴染みの映画館で自主上映をしていました。そんなある日なんと映画の中から大好きなお姫様(綾瀬はるか)が出てきたのです。健司を「しもべ」として扱い威張っていますが、健司はそれでも美しいものを
次々見せるのでした。しかし、彼女にはある秘密があったのです。秘密を打ち明けられた健司はある行動に出るのですが・・・。
映画好きには興味深い場面があれこれ登場し楽しい作品です。お姫様の衣装もおしゃれで見どころの一つです。自分とは異なる世界にいる人を愛する切なさと愛さずにはいられない抑えられない気持ちが感動です。アメリカ映画の「シェイプオブウォーター」でのラストの抱擁シーンに負けない美しく哀しい抱擁シーンが涙を誘います。
タバコは、時代を反映してか、映画会社の社長(西岡徳馬)がパイプをいつも咥えていました。
売れっ子の男優(北村一輝)が何回か喫煙しました。(☓☓)その他周囲でちらほら喫煙者あり。ただ、映画館の館主(柄本明)は吸い殻があり喫煙者の設定でしたが実際には喫煙せず、よかったです。フィルムが焼けてしまうと困りますからね。