
「曇天に笑う」 本広克行監督 ◯
コミックが原作。アニメ化、舞台化され今回は実写化しました。
明治維新直後の琵琶湖畔大津が舞台です。300年に一度暴れ民衆を苦しめるオロチを巡って、曇神社の長男天火(福士蒼汰)、次男空丸、三男宙太郎の三兄弟が立ち向かいます。一方、明治維新国家権力のイヌ集団とオロチの力を利用しようとするかつての忍びの残党らと三つ巴の闘いとなるのでした。
冒頭のお祭り場面は圧巻です。和太鼓集団、ヨサコイ集団などが画面いっぱいにぎやかに盛り上げています。この場面を見るだけで後はまあおまけのようなものですね。アクションはみどころの一つかもしれませんが、天火がいくらなんでも強すぎです。ひとりで何十人も相手にできるわけがないと思います。そういうところはコミックの面白さでもあり限界でもあるのかもしれません。衣装の奇抜さと音楽は印象的です。
タバコは、ちらりとキセルのようなものが一度だけ映りましたが、悪役も喫煙せず◯です。