
「地獄の花園」 関和亮(せきかずあき)監督 △
OLという華やかそうな集団にも実は壮絶な派閥争いがある、というバカリズムのオリジナル脚本の映画化です。
直子(永野芽郁)は普通のOL生活を楽しんでいますが、その影では企業内のヤンキーOLのテッペンを目指す闘いが壮絶に繰り広がれていました。そこへ中途採用された蘭(広瀬アリス)に盗撮犯を成敗してもらった縁で二人は仲良しになります。蘭はヤンキーOLのカリスマで社内の派閥のトップに躍り出ます。ところが、それを許さないと社外から挑戦者が現れなんと「普通のOL」直子まで巻き込まれてしまうのでした。
「クローズ」とかの喧嘩映画のOL版で、菜々緒、川栄李奈、大島美幸、小池栄子(と、もうひとり)らがケンカアクションをくり広げます。筆者は平和主義者で暴力は苦手ですが「強いおねえさん」は好きです。遠藤憲一とか勝村政信たちのグループはちょっと妙でしたが表現に気をつけないとジェンダー的な差別になってしまいかねないので「妙」程度にしておきます。かなり妙でした。ハイヒールを履いて動き回るのが結構きついということは遠藤憲一さんには理解していただけたかな。
脚本のバカリズムは目の付け所がユニークで次回はコールセンターを舞台にいかがでしょう。
タバコは、かなり「妙なチーム」のアジトでメンバーが何人か喫煙していました。