「ショータイム」 ジャン=ピエール アメリス監督 仏 ◯
経営危機に陥った農場を立て直すために「農家キャバレー」を始めた実話をもとに映画化しました。
三代続く酪農家のダヴィッド(アルバン イワノフ)は農場を差し押さえられそうになります。なんとか二ヶ月猶予を得て帰りに寄ったキャバレーでボニー(サブリナ ウアザニ)の夢のようなパフォーマンスに魅せられます。農場の納屋でこの演技を見せられないものだろうかと思いつき、たまたま首になった友人のボニーを説得し田舎に連れてきます。半信半疑だったボニーもダヴィッドの一途さに引きずられ、オーディションなどで集めた訳アリのダンサーや手品師などを鍛え上げていくのでした。そして本番にこぎつけますが・・・。
アルバン イワノフのパフォーマンスが素晴らしいです。筆者は映画を通してポールダンスを見たことが何回かありますが、彼女のパフォーマンスはダヴィッドの家族たちから「今の演出は卑猥だからだめ」とダメ出しされるものから女性が見ても美しいと思えるもの、健康的なものといくつもパターンがありポールダンスに市民権を与えています。
訳アリの仲間の訳がさまざまで周囲がそれほど気を使いすぎたり遠慮したりしない対応が流石フランスです。フランスと言えばフランス語なのも当たり前ですがいいです。
邦画のダンス映画の金字塔「フラガール」を彷彿とさせました。
タバコは、なし。無煙です。