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「彼女が好きなものは」 PG12 草野翔吾監督 ✗!
浅原ナオト原作の「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」を実写映画化しました。
高校生の純(神尾楓珠)はゲイの恋人がいます。彼には家庭があり純としては複雑な思いです。ある時本屋で同級生の紗枝(山田杏奈)と出会います。彼女が隠すように持っていたのは「BL(ボーイズラブ)物」のコミックでした。周囲のおせっかいもあり、また純の「普通になりたい」という思いもあり二人はデートをするようになります。魅力的な紗枝から告白され好きになろうとしますが身体はなかなか思うようには反応しません。結婚して家庭を持ち子どもを育てるという普通のことが自分にはできないのだろうかと純は苦しむのでした。
時代を反映する内容の作品です。高校生たちがある事件をきっかけに性的マイノリティの人について真面目に考える場面が感動的です。前掲載の「劇場版 きのう、何食べた」とは一味違った味わいです。
タバコは、純の恋人が喫煙者でその場に紗枝のコミックがあり、返したときに「タバコ臭い!タバコ吸ってるの?」と聞かれる場面がありました。紙は匂いを吸収しやすいからタバコのニオイもすぐつくようです。中古本を買ったときにタバコ臭くて気分が悪くなり二度と中古は買わない、という人もいます。また、図書館の本も臭かったという苦情もときどき聞きます。喫煙者の皆さん気をつけてくださいね。