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「室町無頼」

2025-01-23 | 2025映画評

「室町無頼」 PG12 入江悠監督 ◯

 垣根涼介原作の時代小説を実写映画化しました。

 1461年、京の都は疫病と飢饉により飢餓に彷徨う人々や行倒れがあふれていましたが、時の権力者たちは何の対策もせず自身の享楽を貪っていました。自由人の蓮田兵衛(大泉洋)は自分の腕と才覚と豊富な人間関係で立ち上がるときを待っていました。たまたま野盗共に殺されかけていた少年(長尾謙杜)を拾い老剣士(柄本明)に預け1年後に才蔵という一の手下に育てます。一方かつての仲間であった骨皮道賢(堤真一)とは敵対し決戦のときを迎えるのでした。

 ぼうぼうと埃が舞う演出は観客までマスクがしたくなるほどリアルでした。ときどきスモークを出しすぎか、と思う場面もありました。実際に自然の中での霧とか霞の出方をもっと体験したほうがいいでしょう。

 お金と人をたくさん使って一体何を伝えたかったのかはあまりよくわかりませんでした。とはいえ、西部劇を思わせる音楽や演出はそれなりに楽しく娯楽映画としては楽しめます。

 聞き取れないセリフがほとんどありませんでした。さすがベテラン監督です。

 個人的には題字が説得力ありました。

 タバコは時代的にもありませんでした。

 

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