「シェイプ・オブ・ウォーター」 R15+ ギレルモ デル トロ監督 米 ☓ ◎NTS
未知の生物とヒトとの愛を描いたファンタジックラブストーリーです。「逆人魚姫」です。
1962年、米ソの冷戦時代アメリカの研究施設にアマゾンの奥地から現地で「神」と崇められていた生物が届けられます。宇宙開発の参考にするため解剖が検討されます。清掃員として働いていたイライザ(サリー ホーキンス)は幼児期のトラウマで話すことができないのですが、その生物と手話を使ってコミュニケーションが取れることに気付き、解剖されないよう願います。一方、ソ連のスパイはその気持ちを知り片棒を担ごうとするのですが・・・。
映画を愛する監督らしくイライザが借りているアパートは劇場の上の階で当時の映画が映ります。未知の生物との関係は美しく描かれますが、もう少しヒトに近い形の方が愛の交流が自然なのではないかとも思いました。
映倫区分R15+には異議ありです。理由がわかりません。
タバコは、清掃員が休憩で喫煙し、イライザの親友が「タバコはからだに悪いわよ。」(◎)と言いつつ喫煙する場面がありました。当時から健康に悪いということはわかっていたのですね。(☓)