福岡城は、関ケ原で功のあった黒田長政が入った巨大な城だ。黒田家は幕末までこの城に住んだ。場所は福岡平和台競技場のそば。ここは昨年まで、福岡国際マラソンの舞台だった。
旧母里(もり)邸長屋門。
二の丸石垣は、藤堂高虎風の直線形だ。少しはらんでいる。
天守台は、小天守、中天守、大天守があるが、実際、築かれたかどうかは不明だ。天守台を造っただけかもしれない。大天守台は、その重さを支えるためか、すそ野が広い。天守台には、礎石が残っている。
小天守台、中天守台
大天守台
大天守台の礎石
埋門(うずみもん)、天守台の埋門。敗戦のとき城主が素早逃げるためだ。
そして、近くに、鴻臚館跡(こうろかんあと)展示館。古代唐などとの外交の場所だ。発掘して出てきた場所にそのまま屋根をつけて保存している。ちなみに、この展示館、福岡平和台球場の跡地の中だ。平和台球場と言えば、子供心に覚えている中西や稲尾の西鉄ライオンズだ。懐かしいねえ。