週末は天候不順が続いた。山はダメ、じゃと、お城巡り、新幹線で、愛知・静岡の続・百名城巡りに出掛けた。始発の新幹線に乗って、まずは豊橋の吉田城へ。この街は、珍しく市電が通っている。お城まで、行きは徒歩、帰りは市電に乗る。
吉田城は、今川義元の時代は今川だったが、徳川に代わり、譜代が城主となっている。北が、豊川に面して天然の要害で、本丸には5つものの櫓があった。そのうち鉄櫓(くろがねやぐら)が復興天守として昭和29年に建てられた。
市役所の隣、現在は豊橋公園になっている場所が、吉田城。三の丸、二の丸と歩き、本丸へ。食い違い虎口になっている。
そして、鉄櫓。この櫓は、古文書によると、天守と書かれているものもあるそうだ。内部は現在、資料館だ。朝日に浴びて輝いていて、天守らしい。
豊川に降りて、川側から鉄櫓を撮影。かつてはここに、川手櫓という建物もあったそうだ。
明治初期の古写真では、もう鉄櫓はなく、川手櫓、入道櫓があった。
本丸には、宝永の大地震で壊れるまで、将軍上洛時の宿所にした御殿があった。
そして、鉄櫓内部に入る。入場無料だ。入口で、続・百名城スタンプをゲット。
二階には、吉田城の精巧な復元模型がある。
吉田城には9つも櫓があった。
そして、東海道五十三次の浮世絵でも、吉田城が描かれている。
最上階の四階に登る。下に豊川が流れている。
一点、気になるところ。本丸に入る南側の門の石垣が壊れたままだ。攻城団のメモにも書かれていたが、かなり以前から壊れて、立入禁止のまま。
豊橋のシンボル、市役所の隣なんだから、早く直さないと、市には金がないことを証明しているようだ。こんなところにも財務省の緊縮財政が影響してるんだろうか。財務真理教にも困ったもんだ。