「ガス消費機器設置工事監督者」の資格更新の講習を行った。この資格は、ガス湯沸器やガス風呂の工事を現場で監督するための資格だ。この資格がない昔は、監督が現場に行かないで工事人だけで工事をやって、ガス事故が発生する可能性があった。これを防止するための資格である。法律では「監督は現場で指示しなければならない」とされている。
もう四度目の更新になる。今回でもう最後かな、ただ、今年の講習は、会場ではなく自宅でやれと言う。新型コロナの特別措置だ。
この資格は私にとって、曰くつきだ。昨年の夏、三度目の更新講習の案内が来た。いつも講習は年末から来年のことだからと放っておいた。そろそろ申し込みを、と手に取ると、何と講習の半年前に〆切で、申し込み時期は終わっていた。じゃ、もういいや、と資格更新をあきらめていたら、申し込まないと資格が切れる、定員がある、早くしろ、と催促が何度も来る。しようがない、2月の最終回に申し込んでおいた。
そして教材が到着。教材を受け取って、よく読むと、DVDを見て、確認問題と理解度テストをやって送ると、終わり。これじゃ、定員なんて、関係ない。しょうもない団体だと思って、DVDを見る。
そもそもDVDがついてるパソコンなんて、もうあんまり売ってない。私の家は1台DVDが読めるが、最近のパソコンを買ってる人はどうするんだろうか。ところがだ、そのDVDが動かない。ウンともスンとも言わない。
またまた、しょうがない、分厚いテキストを読みながら、確認問題を解く、よく読まないとわからいものもある。しかし、読んでいるうち、けっこう役立つ内容だ、と感じて来た。
排気筒は、ガス事業法と建築基準法で定義が違う。法改正があり、長期点検制度で、ガス機器が外れた、給排気方式によって、排気筒の横引きが先上がりと先下がりに分かれる。など、けっこうな知識の補充になった。
そして最後の理解度チェック、実際の配管図面を見て、悪い点を9箇所指摘せよ、だって、これ難しいな。給排気の実務はやったことないし、テキストひっくり返してるうちに、テキストの後半に理解度チェックと同じ問題が載っていた、なあ~んだ、しょうもない、これ書き写せばいいのか。
この更新講習、しょうもない、しょうがない、が多い講習でした。これであと3年資格はキープできる、でも、この資格保持はもう最後かな。