天気が悪いと登山は行かない、その代わりお城巡りだ。この日は、千葉の本佐倉城へ。前夜、関東にも降雪があり、5センチほど積もっている中、京成大佐倉駅から歩く。10分ほど歩くと、お城らしき丘が見えてきた。しかし、周囲は真っ白だ。
東光寺ビョウ、お寺の址かと思ったが、ビョウとは出っ張ったところ、の意味。弓型のお城の先端部分だ。そして周囲は一面銀世界。こんな城巡りもいいね。
(大佐倉駅から歩いて最初の遺構、東光寺ビョウ)
(東山虎口から城の正面を望む、今は田んぼだが、昔は海だった)
田んぼから積雪の中、お城に登る。足跡がいくつかついてる。土塁が高い東山虎口だ。
(東山虎口、昔は門があった)
そして、城址案内所に入る。できたばかりのピカピカの建物で、お城のことを親切に説明してくれる。長いので時間が少し気になる。城主は千葉氏、秀吉との小田原合戦で北条方についたため、敗戦、廃城になってしまった。
(広い駐車場にある案内所、訪問したときは有人だった)
驚いたのは、この城の北側は、海(香取の海)だったこと。陸運水運の要所だったそうだ。そして15世紀、百年ほど下総の首府で、賑わったそうだ。
このお城は、小高い丘に数か所の郭(くるわ)があり、その外を外郭の郭群が取り囲んでいた、惣構えだったそうだ。
(駐車場に設置された石碑、新しい)
(城の全体がわかる看板)
東山馬場に、城主千葉氏の家紋が書かれた盾が並んでいる。この盾、門を復元するより、費用はかからないが、お城らしい。金をかけないで、当時のお城らしくする、いいアイディアだ。
(斜面一面に、建てられた盾)
そして大堀切。この城の縄張りは、5つほどの区画になっており、その間は堀切がある。堀切を登って、本丸の城山虎口へ。
(城山と奥の山を分断している大堀切、ここにも門があった)
(城山に登る城山虎口門址、ここにも門があった)
城山はい一番高い場所、主殿や会所などがあった場所だ。銀世界のため、どこを撮っても同じになる。城山から下を見る、このへんは海や沼だったようだ。
(城山の建物群の址)
(城山の縁から下を望む)
奥の山、倉址も同じように銀世界、変わり映えしないため、ここで散策は終了。案内所が充実している本佐倉城でした。
(奥の山、隣は倉址)