大学入試センターは現在行って居るセンター試験に代わり2020年から
大学入学共通テストを導入する事とし、11月に試行調査を行いその結果
を発表しました。
大学入学共通テストは、グローバル社会で活躍する人材育成を掲げる大学
入試改革の一環として行われます。
2020年センター試験に代わり行われます。
実施11科目中、地理歴史・公民・理科等にはマークシート方式残存。
国語・数学ⅰ・Ⅱはマークシートに記述式を加えて行う。
英語は、読む・書くの一部はマークシート方式・一部は読む・聞く・話す
書くを民間検定試験を活用する。
現在のマークシート方式は採点が明瞭ですが、記憶力が良い者が有利で、
賭博性もあり、真の学力と言い難いものがある。
その点記述式は考え・判断・応用する力が判るが、問題はその採点です。
採点者によって評価は大きく変わる可能性が高い。
今回の試行調査はそう言った点を重点に行われた。
結果として共通テストよりマークシート方式は難易度が高くなり平均正解
率は低かったそうです。
新たな出題方法として選択肢を選ぶ問題で選択肢は何れも該当なしと言う
意地悪な出題もあるそうです。
思考力・判断力・表現力を見る記述式は採点が難しく公平性に腐心したとか。
記述式採点は民間専門機関に任せた。
採点者は選考試験で選ばれた大学院生た大学講師千名が担当、答案は最大
4回評価する。
まず最初に2名の採点者がそれぞれ採点し採点結果を登録する。
一致しなければ、その採点者を束ねるリーダが採点。
それでも異なればリ-ダーの統括者が評価。
それでも異論があれば民間専門機関内部で協議し確定する。
一人の答案に其処まで遣るか?
その人の人生がかかってては居るが其処までしなければならないか?
期間も相当かかりそうですね。
今回の試行調査は国公立高校の38%にあたる1889校・延べ
17万8128名が参加して行われた。
今後来年2月・11月と試行調査を2020年の本番に向けて
行うとの事です。
さて大学入学共通テストはどの様に実施されるのでしょうね。