今は思った事は諦めず追って行くと大概の夢は叶う時代です。
私達昭和生まれの世代は、幾ら思っても夢は夢でしかなかった時代です。
私達より少し早く生まれた人達は、お国のため命を捧げる様に教育を受けて軍人になるのが
夢だったのですね。
私達世代の10代は戦後に当たり、まず食べる事が先で随分法に触れる様な事もやりました。
小さい子どもの事ですから他人様の畑に入ってこっそりイモなどを盗み食べる事です。
スイカや柿やミカン等も盗んで食べた事がありましたね。
今そん事したら忽ち捉まりドロボウとして少年院送りでしょうね。
私達の10代は戦争・敗戦・食べ物も碌にない時代に生きて来たので、今の若者みたいに
夢中になるものはありませんでした。
私達戦時中是が正義だと信じ込まされていたもの全てが否定されると云う目に遭って来た。
何を信じていいの判らなくなった世代です。
しかしそう言った共通の思いを共有する人が段々亡くなり記憶もうすれて来ました。
私達が10代に時夢中になったのは一体なんだったのでしょうね。
やはり頭に叩き込まれた軍国主義であり国粋主義だったのかも知れません。
しかしそれと同時に戦争は二度と起こしてならないと云う信念も深く刻み込まれた様だ。