2017年度予算案の内米軍再編関連経費を含む防衛費の概要が明らかになった。
まず過去最大の5兆1千億円程度で阿倍政権になって5年連続の増との事。
是は北朝鮮・中国等不安定な国際情勢対応と、駐日米軍経費の全額負担を主張するトランプ氏
に配慮したのか米軍再編関連経費増額が大きな要因とも言える。
防衛費増大は、社会保障費・教育費を切りつめる中で突出して居るとか。
民主政権時代防衛費予算は4兆7138億円だったが、本年度5兆541億円と初めて5兆円を
超えた。
是は阿倍内閣発足後始まった18年度までの5年間の中期防衛力整備計画のため、年平均0・8%
ずつ増やして居る事が大きな原因の一つでもある。
また海洋進出の中国を念頭に沖縄周辺や離島防衛強化・北朝鮮の弾道ミサイル迎撃能力強化・宇宙
サイバー空間での対応・災害復旧対応費用等も防衛費増大となって居る。
トランプ氏の米国大統領就任を前に配慮したのか、米軍再編関連経費も今年の1674億円より大幅
増やすとの事。
沖縄駐留米海兵隊グァム移転費負担・空母艦載機厚木基地から岩国基地への移転、是は皆、米政府
との合意のもので、17年度も執行されると言う事です。
政府は是とは別に来年1月から始まる通常国会に16年度第3次補正予算を提出する方針とか。
これには、改良型地対空誘導弾パトリオット導入等の弾道ミサイル防衛費327億円。
南スーダンPKO活動経費165億円。
等を含む防衛費1755億円が計上されるとの事です。
政府は当初予算だけでなく補正予算まで組んで、防衛費の増大を図って居る様ですね。