自分の任期中の憲法改正を実現し現実を直視した憲法にすると公言して居る阿倍首相
夏の参院選を前に意気盛んな発言が出て来て居る様です。
今日は憲法記念日で施行されて69年一度も改正されてない憲法も世界でも珍しい
のではないか?
国民が前の戦争でイヤと云う程ひどい目にあって二度と戦争は起こしてはならないと
云う気が強く働いて憲法に触る事は御法度とされて来た嫌いがある。
しかし世界の状況は日本が傍観者居る事を許さず積極的平和貢献を迫って来た。
自らを守れと自衛隊が出来たがこれは明らかに憲法違反です。
憲法ではいかなる軍備も持たないと書いてあります。
国には最低限の自衛権が保障されて居るので自衛隊の存在が容認されて来た。
ただ世界でもトップクラスの国防費を計上して居てはもはや軍隊ではないと云う
理屈が通らなくなって来て居ます。
また日本が独立国としてやって行くには集団的自衛権の行使が迫られて来ました。
自国が危機になった時他国に助けて貰うが、他国が危機になっても日本は助ける
事が出来ないと云う理屈は、世界では通用しません。
そこで無理矢理憲法解釈の変更と云う便法で集団的自衛権行使の容認、緊急事態
での武器使用が出来る様に今回安全保障関連法が成立し施行されました。
しかしこれはあくまで便法ですので、これをおおぴらに出来る様に憲法を改正しよう
と云う事が改憲の理由です。
まず自衛隊の認知です。
堂々と自衛権行使の出来る国防軍創設。
集団的自衛権行使の出来る軍隊の創設です。
今の憲法では緊急事態が発生しても対処法が整備されて居ません。
そのため緊急事態条項を憲法に明記する。
同時に環境権優先も明記する。
個人尊重が余りにも優先されて居るので、家族・国家の一員である事を認識する様
替える。
その他憲法改正が出来る様現在の法律を変えて整備する等々が検討されています。
この項については前にの述べたので深くは追求しませんが、確かに現在の憲法は
現実に即していない事は事実です。
国民が真剣に憲法に向き合うと云う事を避けてはならないと思います。
ただ改憲と云う事はパンドラの箱を開ける様で何が出て来るか判りません。
収拾がつかなくなる危険性を多分に含んで居ることを認識して取り扱って欲しい。