日本国債今度は欧米格付け社から格下げさる

日本国債の格付けは米国の大手債券格付け会社スタンダードアンドプアーズ社の評価は
ＡＡダブルマイナスと言う先進国の中では最悪なものです。

また同じムーディーズ社の評価は２１段階中４番目の「４a３」に、この頃引き下げらてたばかり
です。

今回は欧州の債券格付け大手のフィッチ社が我が国の国債の格付けを現行のＡＡマイナスから
１段階下のＡプラスに格下げすると発表しました。

Ａプラスは上から５番目でイスラエル等と同じで、此で中国・台湾・チリーより１ランク下
と言う屈辱の格下げです。

これは国家収入を上回る債券の発行で國の財政が賄われて居る事。
２０１２年度末には公的債務が日本のＧＤＰの２３９％にもなる恐れがある事。
債務残高が拡大するにも拘わらず財政再建の取り組みがなされて無い事。

が今回の格付け引き下げの理由です。

ただ日本の債券は返済能力が高い事にはどの格付け会社も評価して居るが、
今回のフイッチレーティング社は、このまま財政再建が放置されると更に
切り下げを行わなければならないと警告を発しています。

早速この影響は円売りや、日本売りに直結して一応に値をさげました。

とは言え、円は依然として高くドルに対し７９円８５銭台を推移しています。

株価も一斉に値を下げた模様です。

ただ世界は前回インドネシアの債券格下げが経済危機を起こした手痛い過去が
ありますので、今回の日本の債券格下げで同じ事が起きないか警戒して居る、
との情報もあるとか。

これで日本の債券がハゲタカに狙われ空売り攻勢かけられたら、弱り目に祟り目
で再起不能となる可能性があります。

政府も一刻も早く、財政再建に向けて動き出して欲しいものです。