産油国OPEC総会での原油減産見送りで原油が過剰気味の観測で原油価格はドンドン
下がりました。
6月1バレル115ドルが今は60ドルを割って居るとの事。
連動し産油国のインドネシア・メキシコ・ロシア等の通貨が軒並みに下落して行って居ます。
そのなかでもロシアルーブルの下落は激しい。
ロシアは主要産品が原油と天然ガスで国家収入の半分を占め、是を武器に外国を燃料で
支配して居たが、今回はそれが裏目に出た様です。
それに欧米によるウクライナ危機への経済制裁による経済減速懸念が重なってロシアの
ルーブル通貨の下落が止まらない理由です。
ルーブル安はロシア経済の悪化を呼び引いては欧州への悪影響となり世界経済に少な
からず影響を与え我が国へも及びますね。
ロシア中銀は金利を次々と引き上げて通貨急落に対抗していますが一向効果が上がらず
今回で6回目の引き上げだそうです。
今後欧米のロシア経済制裁が続けばルーブル下落に歯止めがかからなくなるのでは?
ただ現在のロシアは1998年のロシア危機の時と違い外貨準備で市場介入が可能です。
プーチン大統領が大国ロシアの威信を何処まで捨てられるかですね。