電力の自由化改革は2020年の送配電分離で決着となります。
電力の自由化は是まで大手電力会社10社が、それぞれの縄張りで独占して居た
事が一気に崩れ、新規電力会社や同じ大手会社同士の熾烈な闘いとなった。
政府はそれでも不公平と見て大手電力が社運を賭け必死に握る送配電事業の分離
を情け容赦なく2020年までの完工する事とした。
しかし送配電事業の完全分離は無理な話しとなり、各大手会社もそれぞれ分離し
別会社として発足する事となりそう。
これで新電力会社もハンディーなしに自由に使用出来電力自由化の完成となる。
是に対し大手電力会社も送配電事業で連携し、全国的規模で電力の融通をし合おう
と言う動きが出て来た様だ。
今の処中部・北陸・関西の3電力会社ですが、北海道・東北・東京・中国・四国
九州に拡大する方針です。
この融通システムが稼働すれば夏場・冬場に限らず常時電力調整が出来、安定した
電力の供給が出来る。
ただ問題は東西で異なる周波数や地域をまたぐ送電容量への対応等がある。
現在周波数変換所FC設備は佐久間FC・東電信濃変電所・中部の東清水変電所
だけで、周波数変換能力は120万KWに過ぎない。
全国的規模にするにはこれでは対応出来ない。
又地域をまたぐ送電容量をどうするかの問題もある。
我々は安くて安定した電力の供給があれば安心と言う処ですが・・・・