何が特定秘密なのか秘密と皮肉られた特定秘密保護法は昨年12月法案成立し公布後の
経過措置も終了したので本日12月1日から完全施行されます。
この法律は公務員の機密漏洩防止のため漏洩した国務員を厳罰に処する法律でした。
これが報道機関等の報道の自由や表現の自由を阻碍すると大きく社会問題となった。
戦時中の治安維持法等の再現かと恐れられた。
確かにスパイ天国と云われる程日本の公務員の機密漏洩は目に余るものがあった。
これに網を被せて漏洩した公務員を厳罰に処すと云う事は当然の事です。
が是も運用を誤ると時の政府の思い通り悪用される懸念が出てきました。
今回の特定秘密保護法は公務員の身辺調査の適正評価をクリアした職員だけが特定秘密
に従事出来ます。
而し適正評価の対象職員が多い事、今は特別管理秘密を取り扱った職員は適正評価を
受けなくても特定秘密に携わる事が出来るそうです。
適正調査には家族個人等多岐に亘リプライバシー侵害の問題も出て来た。
人の人生を左右する様な強権の法律ですので、運用のチェック機関が問題となって居ます。
一応内閣官房に置かれた事務次官級の内閣保全監視委員会が是に当たって居ますが
身内の監視で大丈夫かとの声がある。