戦後から経済成長期に掛けて労働運動は華やかなものだったが、堅固な企業を前
に労働側は連敗が続き、いつの間にか労働組合は企業の言う事を聞く、御用組合
になってしまった。
それに伴い労働組合員数も激減組織率も落ちた。
現在労働組合員数は998万1千人と1000万に満たない。
是でも前年比で4万人程増加して居る。
組織率は過去最低の17・1%とか。
ただその内120万8千人は、パートタイマ組合員と言う。
最近パートの多いサービス業での組合員が増加して居るらしい。
どうしてもパートタイマーは正社員と同じ仕事をして居ても待遇等で格差が
出て来ます。
何とか改善しょうと労働組合を作り、皆が力を合わせる事はよい事です。
ただ推定組合組織率は7・9%でパート数の1割にも満たない。
現在の若者は組合活動より気楽な遊びに夢中なんでしょう。
処で労働組合の所属は連合が679万9千人で一番多い。
全労連が54万2千人・全労協が9万9千人。
色々の事情で一本化は進まないのでしょう。
この頃の春闘は政府や企業が経済の事心配して労組そっち除けで官製春闘を
誘導して居ます。
お陰で来年の春闘は2%のアップの線が出されて居ますね。