kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

強い気持ちで…

2009-02-23 | 陸上競技
先程は前置きが長くなりました(笑)。お許しを。

明日からテスト週間に入るので練習自体は最低限の内容にします。学年末ですからしっかりと勉強しないといけませんからね。今日まではしっかりと負荷をかけて明日からは疲労を抜いていきたいと思います。それなりに走りますけどね(笑)。

金曜日にハードルをやったので、しつこいようですがまたもハードル練習を実施しました。いきなり走るよりも少し準備をしてから本練習に入るほうが気持ちの部分が違うと思うので。ハードル練習はハードル選手がいるから実施しておきたいと思う部分があります。シーズンが近づいていきなりハードリングを意識するよりももっと「当たり前」であって欲しいので。

金曜日にやっていますが、繰り返していく中でハードルを跳ぶのがかなり上手くなっていきます。ハードル選手には少し専門的な事を求めますが、どちらにしても大切なのは接地ポイントだと思います。土曜日のタイヤも生かされている感じがします。misatoはかなりハードリングが良い(昨年はひどかったですが(笑))ので400mHを勧めたのですが拒否されました…。残念(笑)。

後半はしっかりと走りました。短短は距離を少し距離を短くして勝負をさせました。距離が短いですし、短短の力の発揮形態として競り合う中での自分の力を出し切るという意識が必要となるので1本の質を上げました。お互いをかなりライバル視していますからスピードはMAXです。それほど本数は走っていませんが(短長の半分)、質はかなり高かったですね。1本走り終わる事に自分達の走りを振り返って次にどうするかを考えている様子でした。成長してますね。

短長はしっかりと走り込みました。misatoのエースとしてのの自覚が本物になってきていますから自然と練習の質が上がります。今日も強さが際立ちました。1セット目の1~3本目はこれまでに無いスピード負荷がかかっていました。akaneを加えてスピードレベルを上げたのもあるのですが、mikiが高いスピードで走りました。これまでにないスピードで、トップスピードが高い2人から逃げ切りました。力が付いていますね。最初からガツンといけないのがこれまでの大きな課題でしたが、最近は1本目から負荷をかけられます。これに負けないように他のメンバーが走るのでスピード負荷は高まりますね。

乳酸の蓄積がかなりのようですがそれでも走ります。misatoが強くなるのはチームとして不可欠ですが、それ以外の5人がどれだけ強くなるのかが大きく影響します。1人が強いチームでは戦えません。全員で戦うのです。過大評価ではありませんが、misatoはかなり強くなっています。他県のエースと戦えるレベルに近づいているのではないかと感じています。今日は男子を交えて一番最後から出て互角以上に走っていました。ラストのスピード維持がかなり高い。気持ちが強くなりました。
これまではエース不在で戦って来ましたが、今は違います。アンカーまでに他県のチームと競り合っておけば何とかなると選手が感じるはずです。単純なタイムだけではない「強さ」があると思います。非常に面白いと思います。

この時期に大きな手応えというか、「強くなっている」と感じるのは初めてです。私の思い過ごしではないと思いますが、なんせ初めての事なので(笑)。全体の意識レベルは高い。何度も書いていますが、私の力というよりもキャプテンの「取り組む姿勢」がチームメイトに波及したのだと思います。

感じた事はかなりあります。長くなったのでまた書きます(笑)。多分(笑)。
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本当に冬期最後の走り込み

2009-02-23 | 陸上競技
土曜の時点で月曜日以降は天候が大きく崩れるという予測でしたが、昨日になると何故か持ち直すという予報に変わっていました。いやーなんてアバウトな予報なんだろう(笑)。選手の日誌には土曜の内容に「冬期最後の走り込み」と書いていましたが、せっかく走れるのだから走ろうと予定変更(笑)。

選手にはこのことをどう捉えるのかを考えさせました。もう終わりだと思っていた冬期の走り込みがまたある…とマイナスに考えるのか?それとも強くなるためのチャンスが増えたとプラスに考えるのか?全ては考え方次第だと思います。雨が降って走り込みが無くなったと喜んでいるような選手は絶対に強くはなりませんからね。

自分が強くなりたいと願うなら練習をするしかありません。練習の苦しさから逃げた所で自分が本当に目指す目標があるなら可能性が低くなるだけです。口だけの目標なら言葉にするべきではありません。強くなりたいならチャンスだと感じるはずです。

あとは気になるのが「一段落ついた」と思って集中が切れてしまうこと。今週からは余り走らないと思って集中が切れてしまっていたらまた走る事になった時に気持ちが向かない可能性があります。それにより思いがけない故障につながってしまう。この辺りは気持ちのコントロールだと思います。土曜日は冬期最後だから頑張ったと考えている選手がいたら全くの無意味です。何度も話していますが毎日が大切な練習です。走り込みが大事で技術練習が大切でないわけではありません。冬期練習の途中の練習も最後の日の練習も同じ練習でなければ普段の練習の質が低くなってしまいます。

毎日が同じように1度しかない重要な練習です。今日は頑張れなくても明日頑張ればいいや、なんていう想いがほんの少しでもあればそれで成長は止まります。絶対に強くならない選手の典型的なパターンです。その時その時を大切にできない者はそれ以外も絶対に大切にできません。「一生懸命練習したらすごい選手になる」と言われ続ける選手は一生懸命練習できないから最終的に「才能はあったのに…」という話で終わってしまうのです。もったいない話です。

こういう当たり前の事にきちんと気付いた選手は必ず強くなります。指導者が諭してもなかなか分からない場合もありますが、どれだけ本気で選手と向き合えるかで伝わるか伝わらないかが決まると思います。一生懸命に伝えようとしても最終的に選手自身が「気付かない」のであればどれだけ「力」があってもそれまで…。指導者はここをどれだけしつこく話が出来るかですね。気付いたら絶対に強くなります。全てはつながっているのですから。

だから学校生活も勉強もきちんとやるのです。練習だけをきちんとやって他は適当だとしたら、そこは必ずグランドでも出ます。「少しだから…」という「甘え」が取り返しのつかないミスにつながるのです。何かが特別なわけではなく「全て」が「同じ」ように大切なのです。

…。練習について書こうと思ったら前置きが長くなりすぎました(笑)。また別に書きます(笑)。
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今のチーム

2009-02-23 | 陸上競技
今のチームを表す出来事というか、考え方を感じさせる事がありました。
先週月曜日、思ったようにmisatoが走れませんでした。力的にはかなり差がありますが、前を追い切れない部分があってその中で少し「弱さ」が出たのを感じたようです。思い通りに走れない自分自身に精一杯になってしまい、周りへの声かけができずに返事をすることしか出来なかった…と。

通常考えるとそれくらいで悔やむ事はないと思います。そこが今のチームの意識を表す部分なのかなと感じました。みんなで「目標」を共有しています。単に走るだけでは届かない場所を目指しているので、「目標」に向けて自分がマイナス思考になるというか、何も出来なかった事が情けなかったのだと思います。これは他のメンバーも同じです。全員がその日の練習に対して「良かった部分」と「反省点」を挙げて自分と向き合います。これも自分がどれだけやらなければ「目標」に届かないかを考えているからだと思いますね。

あとは良い面でも悪い面でもあるのですが、「絶対に自分が抜かさなければいけない」という意識が強いのを感じました。1年生がかなり力を付けていますから、簡単に勝つことが出来なくなります。かなり力の「差」はあると思うので追い込み練習ではほとんど先頭で走ります。それでもチームのために「自分がやらないといけない」という気持ちが勝るようで自分自身納得できない感じを受けました。自分が強くならなければいけないと絶えず考えすぎる部分があります。追い込み練習の日は朝から「絶対に負けられない」と考えていて落ち着かないと話していました。考えすぎですし、余裕が無くなります。それくらいの気持ちで競技と向き合うというのはかなりの意識だと思いますが、切羽詰まった感じが強くなりすぎます。

これはmisatoだけではなく他のメンバーにも言える事です。全員がそろって「misatoに勝たなければいけない」と日誌に書きます。確かにその気持ちは大事なんですが、「勝たなければいけない」わけではなく自分自身が「勝ちたい」という意志でなければ本当の意味で戦えなくなる気がしています。

「目標」に向けて努力するのは『義務』ではありません。『義務』になれば最終的に自分自身の力は上がらないと思います。「must」ではなく「want」です。「強くなりたい」「強くなる」という考え方を持つべきです。「強くならなければいけない」のは誰か人のために動く事がメインの理由になってしまい、行動主体の自分自身から目が反れてしまいます。違うはずです。「強くなりたい」という自分自身の「欲求」であって欲しい。

これが全体的に「悪い」というわけではなく、「目標」を共有しているから出て来る発言だと思います。「自分が60秒を切らなければ戦えないから強くならなければ…」と想うからこういう発言が増える。今のチームの最大の特徴は「目標意識」の高さです。過去のblogを見て改めて感じました。何がなんでも「目標」を達成するという意識が全体にあります。だから決して手を抜かない。中途半端は無意味だと言い続けていますから。誰もが「目標」達成を信じていますし、私自信も信じています。

みんなが一生懸命になるからこそ、私は冷静にいなければいけないと思いますね。客観的に見てやり過ぎる部分を止めなければいけない。やる気にさせるのも指導者としての仕事ですが、やる気を抑えるのも大切な仕事です。師事している方からの「熱くなり過ぎるな」「冷静に」というアドバイスはここにつながるのだと。私も熱くなって「目標」だけに向かえば誰も冷静に判断できないから、「練習を頑張る」事や「仲間のために走る」という本来とは違う部分だけが大きくなってしまう。これでは「自己満足」で終わりですからね。

今のチーム、「想い」はかなりです。昨日キャプテンと少しメールをしましたがやはりきっかけは12月だと思います。全体が「甘さ」と「弱さ」に気付く場面が何度もありました。大きな成長につながっていたと思います。やはり、私が妥協したら駄目だなと改めて感じました。私が「甘さ」を見せると良い事はありませんからね。

冬期も終盤にかかり、かなりの「力」がついているのを感じます。これからが本番です。さらに「心」を育てていき、その「心」の方向性を同じにしていきたいと思います。今までとは違う感じがあります。更に上を!!
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