kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

自分の中のモヤモヤ

2010-11-08 | 陸上競技
ここ数日間、自分の中でモヤモヤがあります。

これまで競技に対して真剣に取り組んできたと思っています。「選手のため」になると思って様々な勉強もしてきました。全く苦には感じませんでしたし、「当然」だと思ってやってきました。競技だけを教えるのであればグランドに出て練習をやらせておけばそれなりに結果は出ると思いますが、それだけでは面白くないと感じる自分がいます。だから多くの時間を費やして人と関わるのだと自己分析しています。

色々と想うことがあります。ひょっとしたら自分が「周りからの評価」を気にして生きているのかもしれないと感じたからです。競技で結果を出したいと思った事が無いと言えば嘘になりますが、「結果」だけを求めているつもりはありません。全力で取り組んできた結果が大切。結果が出なかった事に対してでなく、力を出しきれなかった事に対しての指導をしているつもりです。

「shokoは陸上強いの?」と言われたり、かなり軽く見られている発言を聞いた時にどうしても「心」のコントロールが上手くいきません。興味のない人は間違いなく知らないでしょうね。なんと表現して良いのか分かりませんが…。特にここ数年間は県内でも中国地区でも継続的に活躍をしてきたと思います。特別強い選手が毎年来ているわけでもありません。それでも一生懸命やれば強くなれるんだというのを選手と共に示していこうと考えて取り組んできました。全てが上手く行っているわけではありませんが、選手の「心」の成長はかなりのものだと自負しています。

そこを認めてもらいたいと思っている自分がいるのかもしれません。決して評価を受けたいと思ってやっているわけではありません。そうでないからこそ、もどかしいというか表現できない感情が生まれます。他者からどう思われようが自分の信じた道を進めば良い。分かってはいるのですが上手く処理できません。

今自分がやっている事に批判される部分が無いとは言いません。気に入らないと思われる部分がかなりあると思います。それでも「誰のためにやるのか」という視点は外したくないと思っています。選手は道具ではない。自分の満足を得るために指導をしているわけではないと思っています。だから私が批判される事に関しては甘んじて受け入れます。別に何かを言われていたわけではありませんが。

上手く表現できないもどかしい気持ちがあります。とにかく「負けたくない」と思います。多くの人の言葉に耳を傾けながらも自分を見失いたくない。他人の気持ちが分かる人間になりたいと強く思いますし、当たり前の事を当たり前にやれる人間になりたい。自分が何を目指しているのかをもう一度見つめ直していきたいと思います。

上手くまとまりません。すみません。
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駅伝に想う

2010-11-08 | 陸上競技
日曜日、県高校駅伝が実施されました。今年はうちから女子の出場はなし。さすがにロングがいないと最初の6キロがキツいですからね。周りからは「出ればいいのに」と言われましたが、4人は速いと思いますがあと1人がいません。長距離を走るような雰囲気ではありませんから…。

今回は男子チームが出場していましたからその応援です。役員委嘱が来ていましたから役員として参加。早めに到着したら役員受付が始まっていなくて待つことに。待つのに飽きて座っていたら「暇なら手伝って」と言われて受付を手伝うことに(笑)。よく働きます(笑)。

レースが始まるまでに時間があったので雑談をしていました。こういう時間が楽しいですね。今後の合宿のこと、今後の身の振り方など色々な話をしていました。あとは「あり得ない」と思っていたことの愚痴を聞いてもらいました。「そういう人だから割り切るしかない」という話になったのでそう思うことにしました。もういいなという感じです。

男子、予定のタイムよりは若干悪かったようですが3区までは5番手につけていました。責任感が強い者ほどこういう時に頑張りすぎるという話でした。思い入れが強い者は「自分がやらなければ」という気持ちが出てくるのでしょう。気負いすぎてしまう部分が出る。距離が長くなればなるほど難しくなります。
4区、予定より2分遅れ。開会式終了後、「何だか具合が悪い」と言っていたようです…。プレッシャーからなのか何かは分かりませんが私としては粋に感じて「自分がやってやるんだ」という雰囲気で挑んでもらいたかったですね。残念。一気に10位くらいに落ちました。

距離が長い分、途中で流れが止まってからレースを見るときの喪失感が大きい。見ていて辛かったですね。県新人の時のマイル決勝と重なる部分がありました。1走がほぼトップで持ってきましたが2走が全く動かず最初の100mで遅れ始める。ラップ64秒で上位争いからは大きく離される。走っている選手は全力ですから責めることはできませんし、そのつもりはありません。「届かないかも」と思ってしまう自分がそこに居てすごくもどかしい。上手く表現できませんが、かなりの喪失感があります。
今回の駅伝を見ていてすごく寂しくなりました。流れがあってどこかで止まったらもう取り戻せない。何とかしようという気持ちだけでは何ともならない。それを突き付けられた感じがします。全員が同じ目標を見ていてそれを「心」から達成できると信じて取り組む事が出来て初めて可能性が出てくる。「心」のどこかに「無理かもしれない」「他の者が何とかしてくれる」という気持ちがほんの少しでもあるとそれは「達成不可能」な目標になってしまう。バカみたいだと言われるかもしれませんが、1つの事に真剣になれなければ大きな目標には届かない、だから必死で取り組むのです。

指導者の情熱で選手の「心」が動くかどうかはわかりません。でも動かせると信じてやっていくしかないと思っています。裏切られても諦めない。投げたらそこで終わりですから。結局、「心」を動かして同じ方向を全員が向かない限りは「チーム」としては機能しない。「選手がいない」と嘆くのではなく育てていくしかないのです。強い選手は何をやっても強い。指導者云々は関係ないのです。普通の選手が大きな事を成し遂げようと思えばかなりの情熱が必要になります。出来ないとは絶対に思いません。

寂しさ、虚しさを感じています。大きな喪失感です。埋めることができるのか…。
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