kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

方向性

2010-11-26 | 陸上競技
木曜日、朝から絶不調でした。朝練が終わった時点からかなり体調が悪くてフラフラでした。ノロウイルスが流行っているみたいですからひょっとしたらそれかもしれないなと…。とにかく酷かったです。

朝練では通常練習で行うドリルを実施しました。関西では「ドリルをやらない」と言われていましたが、うちの選手は基本的な動きを繰り返しやっていかなければ身に付かないと思っています。私の思い込みかもしれませんが、基本的な動きを繰り返す時間を作ると共に動きながら走りを作っていくという作業をしていこうと考えています。朝の時間を有効に使えればかなり効果が上がると思います。基本的には「縦」の動きをどうやって身に付けるかだと思います。

体調は最悪でしたが午後も何とか練習を見ることが出来ました。しかし、練習開始が遅い。他の部活の者がグランドに出ているにも関わらず部室内にいます。4時練習開始だと自分達で勝手に決めつけているのかもしれません。準備が出来たら1分でも早く練習をしようと思う事ができるか。この辺りの向上心が明らかに不足しています。私の体調が良くないのもありましたが、3年生も練習を手伝うために来てくれていました。「人を待たせている」という感覚が鈍いのは考えものです。だから練習がそれなりにしか出来ないのです。繰り返し話していますがなかなか伝わりません…。情けない。

練習は朝ドリルをやったので実践的に「動きながら技術を身に付ける」ようにしました。しっかりと「乗せる」事を意識させました。出来ていない者は接地の時に音が違います。爪先からブレーキをかけながら足を着くのでダメージも大きくなると思います。結局は前段階がきちんと出来ていないからかなと感じています。どれだけ話しても入らない。これは以前から感じていましたがかなり厳しいと思いますね。集中力が続かない、声が出なくなる。否定的な見方をしているわけではなくこれが「現実」だと思いますね。チーム内で温度差があるのは間違いないと思っています。
これが結局技術練習に現れる。こちらが話している事を必死でやろうとしているかどうかが分かりません。「ひとまずやる」といった感じでしょうか。このままでは「それなり」に強くなるかもしれませんが、こちらが目指すモノにまでは届かないと思いますね。

次の練習に移ろうと思って「スパイクを履くように」と指示を出したら、すぐにスパイクを履くために移動しようとしました。今まで使っていた道具を片付けることなくです…。2年生にもなって何故周りが見えないのか?がっかりしました。3年生がいるから片付けてもらうつもりだったのか?自分達が使った道具をすぐに自分で片付ければそこで終わりなはずです。気を配る、先を読むという行動がきちんと出来れば問題なく出来るはずの行為です。「練習だけやれば良い」とは考えていません。こういう基本的な事が出来なければ速くなっても意味はありません。

行動と取り組む姿勢に大きな変化が見られる者もいます。まだ不十分ですが可能性があると思っています。今シーズンの活躍は県内レベルでしたがあと半年すればインターハイが狙える水準まで強くなれると感じています。大きな成長が必要となりますが強くなれる可能性を感じています。

やはり、当たり前の事を当たり前にやっていく事が必要になります。それが強くなるための近道だと思っています。方向性としてはやはりここが大切だと思います。練習も同様。基本的な事をしっかりとやっていく。ここが出来て初めて強くなれる。自分なりのチーム作りをしっかりとやっていこうと思います。

まだまだです。
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補強をする

2010-11-26 | 陸上競技
水曜日、学校に戻ってから初めての練習でした。前日にかなり走らせていたので補強中心の練習にしました。とにかく準備が遅い。他校の練習を見せてもらったのもあるのですが行動がかなり遅い。ここは本人達の自覚を促していくしかないかなと思います。

最初からウエイトをしようと思っていましたが投擲と重なったので後回しにしました。今までやってきた種目に多少アレンジを加えて「動きを作る」と「負荷をかける」を同時にやることができないかと。練習を見に行った影響を受けています(笑)。だからといって今までと全く別の事をやっていくつもりはありません。今までの練習でもかなりの結果はついてきています。効率を良くするという部分が不足していたのでそこを改善していく必要はあるなと感じました。

終了後、再びウエイトへ。基本的な種目しか導入していませんが見ているとこちらも効率が悪い。男女4人ずつで回していますが待ち時間が長い…。以前からrestは管理していましたがこれがアヤフヤになっていました。他の者がやっている間は見ているだけという状態。もったいない。形を変えてできるだけ早く種目が終わるようにしました。ウエイトがメインではなくそれ以外の補強がメインだと思っています。これだけに時間を取るわけにはいきません。

ウエイトを終わらせてから即座に補強に移りました。これまでやっていたモノをアレンジしました。師事している方に今やっている補強の話をしたときに「自体重で良いのではないか」と言われたのがきっかけです。今まで2人1組でやっていた事を1人ずつ実施するようにしました。これにより効率が上がります。種目数も増やせました。「正しい練習」というのはなかなかありませんが、効率が良いトレーニングはできると思います。見ているともっときちんと負荷をかけられそうな雰囲気がありました。早くやれば良いわけではありません。目的をもって実施しなければ効果は上がりません。

個別に「強い選手には責任がある」という話をしました。強い選手は周りから注目を集めます。だから1つ1つの行動が人よりもきちんと出来なければ「こんな事も出来ないのに…」と言われます。他の者よりも技術の習得も早いので「あまりやっていないのに…」と思われます。人間の心理です。だから人よりも努力する姿を見せないといけない。同じ努力では足りないのです。その姿を見て力が無い者は「もっとやらなければ強くなれない「と感じるようになる。相乗効果を生み出すためにも責任を果たしていかなければいけません。準備や片付けも率先して動く。当たり前ですが他の者よりも自覚が必要となります。

まだまだです。先は長い。
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