kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

結婚式に出席する

2012-11-26 | 陸上競技
土曜日、この日は神戸で結婚式でした。大学時代の後輩が結婚するというので前日から神戸へ。前日はかなり疲労していたこともあり夜の後半の記憶が・・・。本当に珍しいことだと思います。こういう場面では比較的冷静に対応できるので。精神的に結構疲労していたのでダメージが出ていたのかもしれません。ダメダメでした。

土曜日の朝もかなり頭が痛くこれは本当に大丈夫なのか?という感じでした。なんと結婚式ではスピーチを頼まれていました。前日に情報収集をしようと思っていたはずなのですが、その内容を一切覚えていないという悲劇的な出来事が起きていました。自業自得なのですが。とはいえ自分のことではなく新郎の大事な披露宴ですから適当なことを言うわけにはいけません。普段から話をするのは苦手なほうではないのですが、こういう厳粛な場で話をするというのはプレッシャーです。大学の後輩たちが同席してましたが「他人事」なので茶化して終わり・・・。おいおいですね。かなり緊張していました(笑)。

私が大学院の1年生の時の新入生ですから23歳の時に19歳の子です。4歳離れていますから後輩という感じよりは弟という感じでしょうか。人物的な紹介を行う必要があるだろうなと思っていました。大学自体は地元を離れて山口に来ています。当時のことを知る人は少ないと思います。言える範囲で言葉を選んで話をしました。5分程度と言われていたのですがどれくらい話をしたでしょうか?職場の人は本人の人柄を知っていると思いますが、新婦側の親族は友人から話を聞くしかないと思ったので。まー最初はちょっと緊張しましたがあとは適度に。神戸で教員をしているのでそれに関わる話も少ししておきたいなとは思思っていました。

ここ数年会っていませんでしたが何年か前にはわざわざ山口まで生徒を連れて練習に来てくれました。片道5時間程度かかるということでした。エネルギーが溢れています。大学を卒業して神戸に戻るときには私を訪ねてきてくれて二人で教育とは・・・みたいな話をした記憶があります。今もきっとストレートに生徒と向かい合っていのではないかと思ったのでその辺りのことを話しました。職場の方がうなずいてくれていたので良かったんじゃないかと信じています(笑)。

スピーチ終了後、一気に緊張感がなくなりました。これまでの緊迫した雰囲気から一転して楽しむことができました。もちろんセーブはしていましたが10年くらい前に戻った感じがあります。しばらく会っていなくてもざま様々なことを共有してきていますからなんとなくつながっています。勢いの乗りすぎてダメージが・・・。楽しい時間を過ごすことができました。

二次会に参加するかどうかというところでやはり疲労感がピークになっていたので申し訳ないですが新幹線で山口に戻ることにしました。元気は元気だったのですが、これ以上この勢いで飲んでしまうと戻ることさえ危うくなるので(笑)。新幹線ではひたすら寝ていました。起きておく元気はないので。

山口に到着前にそういえば我が師匠が徳山に来ていることを思い出しました。同じく結婚式があると言われていました。せっかくの機会なので「一緒に食事でも」と連絡をするとOKとのこと。お互いこういう部分では元気です(笑)。2時間程度色々な話をしながら食事をしました。大半が陸上の話です。充実した時間でしたね。

その後自宅まで歩いて帰る。ちょうど電話しなければいけない(愚痴で)用事があったので。30分くらい色々と話をしていました。我々のこれから進む方向を考えていきたいと思います。こういう話を真剣にできる仲間がいるというのは大きいですね。このまま止まっておくのはダメだと強く感じました。

細切れの内容になっていますが本当に充実した一日でした。個人的な部分が多いのと宴会の席のことなので詳しくは書けないのでこの辺りで(笑)。

疲労感はありますが充実感も同じだけありました。以上。
コメント (4)
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色々と&心温まる出来事

2012-11-26 | 陸上競技
金曜日、この日は勤労感謝の日で休日。テスト発表になりましたが少しは身体を動かす必要があります。全く休むという概念は私の中にはありません(笑)。少しだけですが練習をすることにしていました。実はこの日は神戸に行く用事があったので練習を選手任せにしようと思っていました。色々な事情があって午前の早い時間帯から行こうと考えていました。神戸の強豪校の練習を少しだけでも見させてもらえたら思っていたので。

しかし、急遽どうしても対応しなければいけない事態が発生したので見学に行くのを見送りました。最初の段階では神戸での結婚式が金曜日と思っていたので土曜日の練習見学を考えていたのですが私の勘違いで本当は結婚式が土曜日でした(笑)。金曜日何とかなるかな~と思っていた矢先にちょっとした出来事があってこれはひょっとすると対応が必要になるだろうという部分があり、少し早い段階で諦めました。せっかくのチャンスだったのですが・・・。難しいですね。

練習はサーキットをやってからマーク、バトン走までを考えていました。練習を見るよりも優先事項があったので私はそちらの対応。1時間半くらいは対応したでしょうか。詳しい内容は書きません。私にできることは最大限にやっていきたいと思っています。色々とあるのです。対応が終わってから(正確には終わってはいませんが)、練習へ。タイミングよく練習が終わってスパイクを脱いでいるところでした。まーよくある話です。仕方ないので不足分の補強を少しだけやりました。練習量は不足していますがこれで勉強ができないようになったら問題ですから。数日間練習ができていない者は別途メニューを与えて走らせました。本来であれば自ら「不足しているのでもう少しやりたい」と言ってくるはずなのですが・・・。ここが「甘さ」だと思いますね。自分の置かれている立場を冷静に判断できない。目標とする場所に到達しようと思えば今のままでは不十分ですからね。考えないといけません。

練習終了後、私は神戸に向かうことに。その前に商店街でイベントをやっているのでそちらに参加してから出発することにしました。これは市内の小学生たちが「お店体験」をするというイベントです。様々な職業を体験してみようという感じで行われ、郵便局やデザイナー、物品販売を体験するというものです。このイベントで先日から生徒が取り組んでいる「ぞうさんプロジェクト」のブースが設けられるということでした。実際は商工会議所の青年部の方が中心になって進められていることなのですが、うちの生徒が作成したシリコンバンドを使っての啓発活動を行いたいという感じになりました。実際に商品を販売するのではありません。販売しても自分たちの利益には一切ならない販売活動ですから参加者が集まってくれるかどうか不安がありましたが生徒が10名程度手伝ってくれることになりました。本当にありがたいことです。



販売ブースは場所的にかなり良い所にありました。一番目につく場所です。そこで生徒がTシャツを着て宣伝活動を行っていました。この活動自体が他者に強制して購入してもらうものではありません。あくまで「善意」でなければ意味がないのです。生徒は一生懸命に声を出しながらこの「ぞうさんプロジェクト」のPRを行っていました。自分たちが作成したシリコンバンドを販売するというだけではなく多くの人にこのプロジェクトを知ってもらえるというのが大きいと思います。この日200個のシリコンバンドを販売しました。この半分は寄付されます。実際に購入されなくても募金箱に募金をしてくださる方も大勢いました。前を歩いていかれる方々も「高校生が何かやっている」というので足を止めてみてくださいました。購入云々ではなく「関心を持ってもらう」というのがこの活動の大きな意味です。

その中で小さな子供がシリコンバンドを購入しに来てくれました。現金は持っていません。その子供は商店街のイベントでもらった「模擬紙幣」を持っていました。イベントに参加して2時間程度働いた報酬として「模擬紙幣」をもらうということでした。このイベント内で販売活動を行っている飲食店やゲームコーナーで使える紙幣です。我々のブースは基本的に独立しているのでこの「模擬紙幣」は使えません。しかし、この子供は自分の働いて獲た「模擬紙幣」を使って「ぞうさんプロジェクト」に寄付をしようと購入しに来てくれたのです。泣きそうでした。誰かからもらったお金ではなく小さな子供が自分で獲た報酬を自分のためにではなく、「動物園にぞうを呼ぶ」ということに協力したいと思ってくれたのです。本来であれば販売はしないのですが、この「気持ち」に感銘を受けてシリコンバンドを「模擬紙幣」と交換しました。我々は「模擬紙幣」をもらってもお金には換金できません。元々「利益を上げる」ことが目的ではありません。小学校低学年の子が「ぞうのために」と買いに来てくれた「想い」が大事だと思っています。この「気持ち」を呼び起こす活動が今回の「ぞうさんプロジェクト」だと思っています。

「地域の活性化」という意味を真剣に考えさせられました。シャッター街になりつつある商店街を活性化する。これは簡単なことではありません。学校に寄ってはその空き店舗を使って販売活動を行うところもあります。しかし、これは一時的なものでしかないと考えています。そのイベントをやるときは人がそれなりに集まるかもしれません。が、物品を購入するだけの目的で集まるのであれば販売がなくなれば人は集まりません。今回の「ぞうさんプロジェクト」を通じて、うちの生徒は「地元」について考えるようになりました。自分たちが住んでいる「周南市」に何が起きていて自分たちに何ができるのかを考えたのです。また、こういう活動をすることで「小さな芽」を育てることができるのではないかと感じました。大人たちがどれだけ一生懸命に動いたとしても「小さな芽」を育てなければ地域の活性化にはつながらないのです。すぐに結果は出ないかもしれません。教育活動と同じです。それでも「小さな芽」を育てていくことで将来きっと何かが変わります。そう感じました。

感動を胸に神戸へ。貴重な経験でした。輝いている生徒の姿を見ることができて本当によかったと思います。
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