kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

合同練習

2013-08-03 | 陸上競技
木曜日、インターハイから帰ってきた翌日ですからちょっと休みたい気持ちがあったのですが前の記事に書いたように神戸から大學の後輩が選手を連れて来てくれたので練習を全力でする事に。インターハイに行った2人は休養日としました。さすがに疲れているでしょうから。選手は休みがありますがわたしは全くありません(笑)。合宿二連発、保護者会、インターハイとかなりハードな日程で生活して来ましたが最後の追い込みです。

練習開始は8時からとしました。暑くなる前にやってしまいたかったので。とはいえ一日練習ですから午後からは暑いのですが。気持ちの問題です。今回は大学の後輩ともう一人顧問の先生が一緒でした。わざわざこんな所まで来てもらって本当に申し訳ないですね。兵庫にはもっと良い指導者がたくさんいるはずなのでそこでやる方がはるかに効率的だと思います。それでも慕って来てくれるというのはやはりありがたい事ですね。

顧問の先生と話をして基本的な事をしっかりやって欲しいという流れになりました。どこまでやるかは様子を見ながらできれば良いかなという感じです。一日半の練習ですか、多くの事はできません。地味な練習になりますがていねいにやって行く事に。

股関節をしっかりと動かせるようにハードルを使ってさまざまな動きをしました。普段からやっているかどうかというのではなく、身体の動かし方を覚えてもらうためです。取り組む姿勢が印象的でした。普段から声を出すように言われているのでしょう。全ての練習において声をしっかりと出していました。うちも見習わなければいけません。まだまだ元気がありませんから。

うちの選手にとってももう一度基本的な事をやる貴重な時間になりました。中国大会以降、原点に戻って縦の動きを繰り返して来ました。少し先に進んで横に引き出す動きも入れつつある時期ですから、縦の動きの徹底のためにも必要な時間だと思います。地味な練習ですから単独でやると集中が続きません。他校の力を借りながらやって行くことで良い練習ができるようになります。

午前中は本当に基礎的な練習を。休憩も挟みながら4時間近くやったでしょうか。午後はもう一度同じような動きをやりながら少しだけ走ることに。最初は全くできなかった縦の動きも午後にはそれなりに形になって来ました。やはり練習は偉大です。継続してやることで大きく変わります。

今やりたいなと思っていることを時間をかけてやって行くことができました。スタートから加速段階の動きを徹底的にやりました。なかなか難しい部分ですがやっていく中で感覚をつかんでもらうしかありません。チューブを使ったりスティックを使ったりしながら進めて行きました。30mくらいの距離までの流れを作るという練習です。午後も4時間くらいやったでしょうか。強化練習という感じになりました。練習量はそれほど多くありませんが時間が長かったのでしんどい部分があったでしょうね。

せっかくなので少しだけ後輩と食事をする事に。近くに住んでいる大学の一つ下の後輩を呼んで3人で会うことに。が、神戸から来た後輩はなかなか来れないので結局2人で食事をする事に。まー近くに住んでいてもなかなか一緒にゆっくり食事をすることはないですから良い機会だったかもしれません。陸上関係の話で盛り上がりました。数人の知り合いに勢いで電話をしてまたも陸上の話しをしました。朝から夜まで完全に陸上漬け生活です。

疲れはしましたが充実した一日でした。
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強行日程

2013-08-03 | 陸上競技
水曜日にインターハイから山口に戻りました。この日の昼には大学時代の後輩と10年ぶりに再会しました。数週間前facebookで再開したのです。大分出身の子で私が大学院1年生の時の1年生。4年違います。私は短距離系、その子は長距離。それほど接点があったという訳ではありませんが同じチームメイトとして2年間競技をやってきました。

私がインターハイで大分に行くというのを知って連絡をしてくれ、競技場まで会いに来てくれました。本当にありがたいことです。今の居住地から競技場までは1時間以上かかるとのことでした。10年以上たって私の髪の毛もかなり少なくなってきました(笑)。気づいてもらえないのではないかと思っていましたがなんとか再開でできました。お互いの近況報告をしました。今でも走っているそうです。「競技」という部分とは違うのかもしれませんが、嬉しかったですね。こうやって周りに「陸上競技」と関わってくれている後輩がいるというのは嬉しい限りです。いやー本当に貴重な時間でした。

競技場を離れる時間帯になってメールが来ました。「明日からよろしくお願いします」という内容。そういえば7月上旬くらいにこれまた大学の後輩から「一緒に練習させてほしい」との連絡が入っていました。昨年の11月に結婚式で会った時に「また山口に行きます」と言っていました。で、連絡が7月上旬。それ以後全く音沙汰がなかったので「来ないのだろう」と勝手に思っていました。インターハイがあるのでそちらに気が行っていたというのもありますが。忘れていたわけではないのですが「連絡ないな~」という感じで終わっていました。

連絡があった時にはすでに山口に入っているとのこと。神戸から5時間近くかけて来たということでした。いやーさすがにこの状態で一緒にやらないわけにはいきません(笑)。当たり前ですが「一日練習で」ということでした。選手には全く連絡していませんから慌てて「一日練習をする」というメールをしました。基本的には「練習をする」という日程になっていますから「遊びに行く」という余裕はないはずです。事前に連絡ができなかったのは申し訳ないなと思いながらも「いつも通り」練習をすることに。

この時点でかなりの疲労度でした。それでもわざわざ神戸から来てくれている後輩がいます。強行日程であろうがなんだろうがやらなければいけません。

ということで練習に関してはまた別に書きます。そういえば昼にあった長距離選手と山口に来てくれた短距離選手は同級生です。私が大学院に進学しなければ会うことがなかった学年です。こういうつながりというのは「縁」だと思います。そして、同じ日に2人と連絡を取り合うというのも奇跡的な話ではないかと思います。人と人のつながりを大切にしなければいけないと強く感じました。

また書きます。
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学ぶこと

2013-08-03 | 陸上競技
今回は2年生がインターハイに出場しました。「来年へ」という部分が私自身は大きかった。もちろん今年も予選を通過して何とか戦える状況を作りたいと思っていましたが初めての全国大会です。普段とは違う部分があったと思います。それでも「力を出し切る」という事ができればある程度は戦えるようになるのではないかという期待はありました。結果的には納得のいく走りができませんでしたが、私も本人も「獲るモノ」は大きかったと思います。

中国大会数日前は「スタートが全くできない」という危機的状態でした。突然動きが崩れてしまいました。私自身にもっと見る目があれば慌てることもなかったのだと思いますが。練習をしているうちにその部分の改善はされました。しかし、そこに目を向けるあまり「武器となる部分」の動きが疎かになってしまいまいた。中間からの伸びが最大の武器であったのにそこが生かされないまま中国大会を終えました。

これと同じくインターハイも「武器」が生かせないままでした。国体合宿時にまたもスタートが大崩れしてしまい「局面的な考え」から抜け出せなくなっていました。本人も「スタートができない」という感覚が強くあってそこをどうにかしないと先につながらないという感じがありました。そのためそこの局面を戻すことにこの数週間は時間を使いました。

結果的にスタートは抜群に良くなりました。15mまではトップで走れるくらいのレベル。しかし、それ以後の走りが上手くつながりません。身体が起きたときには前や横に他の選手がいて「速い・・・」と感じたようです。この時点で自分のレースができない状態になっているので結果は見えています。焦って昔の走りに戻ってしまいました。

インターハイを迎える前からこの「昔の走り」の兆候はありました。私自身ここをどうにかしないといけないという感覚はあったのですが結局修正できないまま終わっていました。インターハイ会場で気になっていたので何度も話をしていきましたがやはり「準備」の段階でもっと意識づけをしておかないと数日間で何とかなるものではありませんでした。結果的には「加速区間」から「中間疾走」のつなぎが全くできすに力が出せませんでした。

インターハイ終了後、師匠から様々な「ヒント」をもらいました。「答え」ではなく「ヒント」です。中国大会の200mの予選の走りを見て「これは厳しい」と感じたとのことでした。インターハイが終わった後にそのことを聞き、「もっと見る目を養わなければ」と強く感じました。その部分のことを考えながらやっていくことで見えてくるものもある。もっともっとですね。

インターハイ会場では「え?」と思うこともたくさんありました。かなり強い選手であってもスタート局面の動きが微妙。技術的に優れているから速いというわけではないのです。「速い者は速い」という現実を突き付けられた気がします。強い選手が集まる学校はやはり「強い」のです。高校の14秒台スタートとは大きく違うのです。成長段階にある中学校の14秒台と身長の伸びが止まり身体的な成長で記録が伸びなくなっている高校の14秒台では大きく違う。「技術的な要素」が強く影響するのです。

師匠はその部分では「全国トップ」だと感じています。全国大会に行って改めて感じることができました。もっともっと勉強して良い動きを見ていくことの必要性を強く感じました。現時点ではまだまだ勝負できるレベルには到達していません。性格的に「広く浅く」はできあせん。突き詰めていくほうが性に合っています。今回のインターハイは多くのことを学ぶことができました。大きな収穫だと思います。

今の課題が多少なりと改善できるとそれだけでタイムは大幅短縮できると思います。今のスタートと本来の伸びを組み合わせることができれば絶対に目標記録に届きます。そう信じてやっていきたいと考えています。「ヒント」からつかめたものがあります。それを実際の走りにつなげていきたいと思います。まずは国体最終までできることを最大限にやっていきたいと思います。

応援してくださった多くの方の存在に感謝。選手の成長のためにしっかりと取り組んでいきたいと思います。
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