kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

考えながら

2013-11-09 | 陸上競技
金曜日、肉体的疲労も精神的疲労もピークではないかと思いながらも週末を迎えました。選手は冬期に入って初めて1週間過ごしています。これまで比べると負荷も高く肉体的なダメージは大きいでしょう。重い身体を動かすという意味でもしんどい。それを超えていかなければ先はありません。このままきちんとトレーニングが積めれば非常に面白いと思っています。とはいえ、いきなり練習量を最大にすることはできません。徐々に身体を慣らしていくことも必要。焦らず少しずつですね。

朝練では膝締め。1週間程度しかやっていませんがそれなりに形にはなってきました。もちろんまだまだ不十分ですがこの形態で朝と午後で動きを分けて取り組んでいきたいと思います。できないものは自分で考える。指摘はしますし指導もします。それでもできないものはやはり自分で時間を作ってやっていくしかないと思います。できなくて困るのは誰なのかという話です。

午後はサーキットから。スタート練習をメインにしていましたからサーキットで身体を温めてすぐにスタートへ。金曜日はスタート技術の改善に時間をかけたいと思っています。できればスタートとバトンは毎日やりたいところです。時間的な部分が影響してくるので最低でも週末の2日間はスタートを。1週間に3回はバトンをと考えています。どこまで計画通りにいくかですが(笑)。

スタートは技術。師匠から何度も言われています。自分なりに勉強してきて教えを乞いながら進んできました。現時点でやることを限定して最初の段階だけを改善しています。もう少しできるようになったらきちんと60mまでつないでいきたい。いきなりすべてをやるのではなく少しずつ改善していく形にしていきたいと思います。数年前は最初の段階だけの改善でした。ここだけが改善されても実際の走りにつながらないということも見えてきました。どうやってつないでいくか?大きな部分ですね。

途中、卒業生が2組。本当によく来てくれます。クラスの生徒と陸上部の卒業生が別々に。練習中ですからなかなか時間をとってかかわることはできませんが、こうやって学校に来てくれるというのはありがたいことです。気にかけてくれているということですからね。

スタート局面で気になることがたくさんあります。一人ひとり課題も違い、もっともっと時間をかけてやっていきたいと思うことがたくさんあります。しかし、この日は18時までの練習としました。通常ならこれからバトン練習までやりたいと計画しているのですが、選手の疲労度を考えてあえて早く終わりました。以前に比べてその日その日の疲労度は高くなっていると思います。1週間きちんと練習をしている選手は疲れもあるはずです。土曜日の練習でしっかりと負荷をかけておきたい。翌日が休みですから回復に充てられます。そのためには中途半端な練習をするよりは思い切って少し落としておく必要があるかなと。

「負荷が高い選手」は休むことも必要。「足りていない選手」は早く終わった時に何をするかが大事。まったく別物です。考えないといけません。その日その日、選手によっておかれている立場が違います。みんな同じで考えていくというのは違います。本当に強くなりたいという者は回復に充てるか、不足分を補うかは選手が判断するべきです。今この状況において何をするべきかを考えられない者はやはり強くはなれません。

いろいろと難しいなと感じることがあります。チームが大きく崩れないようにしなければいけません。難しいですね。
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トレーニング

2013-11-09 | 陸上競技
木曜日、この日はトレーニングのみとしました。3日間連続で比較的ハードな練習をしていますから朝練はあえて落とし気味に。月曜日に大きなエースが不在だったのですが、9月から試合が毎週のように続いていたのでちょうどよかったかなと感じていました。月曜日の休み分は補う必要がないと判断して他の者と同じように腹筋背筋のみ。大きな負荷をかける必要はありません。

基本的に練習が不足したと感じた者は自分で判断して補う必要があると思います。これは当然の話。練習を休むというのはうちではありえません。何か事情があって休んだ場合は自分で「何かやらなければいけない」と感じるのが通常の感覚だと思います。本来計画している練習に届いていないのであれば何かしらしらの形でやっておかなければ不足分はいつまでたっても不足です。ここがわかるかどうかは「感覚」だと思っています。「強くなりたい」という気持ちがあれば自然と行動が伴う。それができないのは・・・ですね。

午後もトレーニング。この日は本当に久しぶりにウエイトから見ることができました。あれこれやることがあって練習の最初に顔を出せないことが続いていましたがやっとです。見てみると少しずつ筋力が上がってきている感じがあります。1年生は今までそれほど言いませんでしたからどちらかというと軽い負荷でやっていたと思います。しかし、このままでは絶対に強くなりません。もっと負荷を増やすように指示しました。やればできる。当然ですね。女子は最低ラインを超えないとパワーが出ません。軽い負荷でどれだけやっても効果はさほど出ないと思っています。付いておかなければなかなか自分で殻を破ることはできません。やはり時間を作って練習に最初から出ないとだめですね。

それ以後のトレーニングは身体に疲れがある中でしっかりと取り組めていたと思います。股関節周辺と大腿部にかなりの張りがあるようです。筋肉痛もかなり。下半身が重いという状況の中で決められたメニューを自分たちで消化していきます。それなりに休みを入れながらやっていました。休息に関してはこちらからあれこれ言わないようにしています。決められた時間の中でどれだけの練習が消化できるかです。まったく休まずに練習をさせるともっと練習量が増やせるのではないかと考えていますが、さすがに辛すぎます(笑)。

練習を見ていると4年前の雰囲気とは違います。本気でリレーでインターハイを狙っていた当時と今のチーム、「チームカラー」が全く違うと思います。正直、私自身戸惑う部分があります(笑)。が、それはそれで今のチームカラーなんじゃないかなと感じてもいます。以前は「ガツガツ練習をする」という感じでした。私自身このような練習スタイルでやっていましたからこの方がしっくりきます。今は「やるときはやる」という感じです。ワイワイ話をしていたのかと思うとそれなりに切り替えてトレーニングをする。また、休みのとき気にはあれこれ話をする。自分たちだけで練習をするときはかなり明るくできています。

私自身、未知のゾーンです。こちらが主導で練習中に一切の私語をしないという雰囲気づくりをすることはできます。しかし、それでは窮屈な部分が生まれてくる。そうなると今の選手たちの良さはなくなってしまうのではないかと思います。今の選手の「色」に合わせて指導をしていくことも必要なのかもしれません。「型」にはめる指導も一つ、ある程度自由にさせる指導も一つ。どちらが正しいのかはわかりません。まー「自由」といってもダメなものはダメという部分は徹底しているつもりです。かなり厳しく(笑)。

自主トレを入れて19時前にはほぼ終了。高跳び選手には個別にもう少しやっておくように話しました。専門的な練習をする時間が今はほとんど確保できません。本当に高跳びをやりたいのであればプラスアルファでやっておく必要がある。一番最初に書いた部分と重なりますが「誰のための練習か」がわかれば「不足を補う」という感覚は自然と生まれてくると思います。「差」はあります。しっかりと考えてもらいたいですね。

私は結構な疲労度(笑)。
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