kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

タイヤ練習

2014-12-03 | 陸上競技
火曜日、この日は考査2日目。朝から気温がかなり低くなっていました。コンディション的にあまり良くない状況。とにかく寒い。それでも少しずつ身体を動かしていきたいと思っています。その部分がどれだけ選手に伝わっているかは不明ですがこちらとしては「やるべきことをやる」という感覚で取り組みたい。

アップは適度に。時間の関係でタイヤを使ってアップをしました。今までやったことのない形での練習です。アジリティを強化するという意味合いも含めてのアップ。この日はタイヤ引きをしたいと考えていたのでどうせならタイヤを使ったアップができればと。練習の中にジャンプ系を取り入れたいと思っています。特別にジャンプトレーニングを入れるのではなくアップの中や練習の合間にその時間を作ってやっていくほうが効率が良いなと感じているのでこの日はアップで。

通常、アップというとジョグをして体操をしてドリルをして・・・という流れだと思います。アップが終わったらシューズで流しをしてスパイク流しをしてダッシュのような形。私はアップの目的を「筋温が上がること」だと考えています。一般的なアップをすることが良いことなのかどうなのか分かりません。私は「身体が動く状態が作れれば良い」と考えていますからアップも練習の一環という考え方です。せっかく時間を使うのであれば「身体を温める」というだけではなく、「様々な要素の強化」になることが理想。アップにサーキットを行うというのもこの考え方だと思います。この冬は同じアップをしても面白くないと思っているのでそれなりにこちらも工夫してあれこれやってみたいと思っています。これが正しいとか間違っているとかは関係ないと思っています。モノの見方によっては「正しい」「間違い」は表裏一体ですし、「絶対的に正しい」というものは存在しないと思っているからです。

ジャンプ系&アジリティー系のアップをしてから今度はタイヤ押しを。通常の押しとジャンプしながらの押し。退屈な練習だとは思いますが、下半身の強化をウエイトだけではなく様々な要素を取り入れながらやっていきたいと思っています。単一的な刺激よりも様々な刺激が入るほうが良いのではないかという考え方からです。同じ刺激を与え続けることで「慣れ」が生まれその刺激(運動)に対しては上手くなったりできるようになります。しかし、実際に走る動きの中に必要な刺激かどうかというと分かりません。「走るための筋力は走りながらつければよい」という考え方もあると思います。トレーニングなんかしなくても走っていれば必要な筋力はつく。しかし、効率を考えると他の運動を入れながらそれを走る力に変えていくほうが良いのではないかと思っています。走ってばかりだと「飽きる」ことも考えられます。

その後、今度はソリッドを使ってのレジステッドトレーニング。単純に「抵抗トレーニング」です。横文字を使うとそれなりに見えますが「抵抗をかけて引っ張る」練習です。昨年ソリッドを購入したのでそれを利用することに。購入したのは良いのですが重すぎて長い距離を引くのには非効率的でした。うちの選手のパワーがないのが大きな原因なのかもしれませんが・・・。このソリッドであれば重さの調整ができます。軽くはできませんが重くはできる。加速段階の練習のためにソリッドに少しウエイトを乗せてから行いました。短い距離から距離を伸ばしていきながらそれに合わせて軽くしていく。最終的には60mをタイヤで。1時間しか練習ができない状況ですから本数的にはそれほど多く取れません。できることを最大限にという感じでしょうか。

タイヤ引き用のタイヤが少し重いかなという感じがしました。かなり軽くしているのですがもう少し軽くても良いかなと。このために少し調整を。タイヤの数が不足しているのでタイヤショップに不要なタイヤをもらいに行きました。最低限の環境づくりくらいはしないといけないと思っています。

あれこれやりすぎて主眼となるモノがなくならないようにしないといけません。こちらも工夫を必要としますね。
コメント
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